ミモレでも大人気のメイクアップアーティスト・早坂香須子さん。メディカルフィトテラピストの資格を持ち、シンシア・ガーデンとコラボしたオーガニックスキンケアブランド「ネロリラ ボタニカ」のディレクションも手掛けるなど、インナーケアにも注力されてきた早坂さんに、質の良い睡眠のために意識されていること、快眠のために愛用しているアイテムについて伺いました。

 



森田敦子さんのアドバイスが、
自分自身を見つめなおすきっかけに。

 

「30代は休みなくバリバリ働いていて、海外ロケも多く、時差ボケが治りにくいなと感じていました。睡眠の質が良くないと、ここぞという時に頑張れないんですよね。
忙しさや疲れのピークだった42歳の時、ナナデェコールが主催していた植物療法士の森田敦子さんの特別クラスを受ける機会があり、敦子さんから自分の生活について(朝起きた時間、食べたものなど)ノートをつけるようにと言われて、それが自分を見つめなおすきっかけになりました。

自分のライフサイクルが分かると、毎日食べるものやお風呂の時間、何を着て寝るか、にもさらに意識を向けられるようになりました。

また、仕事で出会うモデルさん達は、撮影の前日はマッサージやエステに行くより、きちんと寝ることが大事、という方がすごく多いんです。身近にいるきれいな人達にも睡眠の大切さを教わりました」

 


まずは3か月実践!
自分の睡眠と向き合うプロジェクトを


「企画やものづくりなど、ずっと考え事をしている仕事なので、脳にも疲れが。体も脳も休めるためには睡眠が必要です。かといって、昼寝をしたり、どこでも寝られるタイプではないので、忙しくても週に3日はきちんと睡眠時間を確保するように心がけています。これは“自分の睡眠と向き合うプロジェクト”でもあります。忙しくてもきちんと寝るぞ、と心がけて実践すること、まず3か月続けてみる。体の細胞の80%は3か月で生まれ変わるそうなので、きっと変化があると思います。最近は、早い時は22:30頃には就寝しています」


心地よい睡眠のための日々のルーティーン



1.朝起きたら朝日を浴びる
「睡眠は朝から始まる」といっても過言ではありません!
朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる。自然光で目を覚まし、肌で光を感じることで、セロトニン(夜眠りやすくなる脳内物質・メラトニンの原料になる)が分泌されて、ハッピーな気分に。


2.夕食にトリプトファンを含む食べ物を摂る
起床してから14~16時間後にメラトニンが出ると言われているので、夕食にはその材料となる必須アミノ酸のトリプトファンを多く含む食べ物(豆腐、納豆など大豆製品、チーズなどの乳製品、アボカドなど)を食べるようにしています。また、夕食は寝る2時間前までには済ませています。

3.夜はスマホを見ない

夕食以降、など、夜はなるべくスマホから離れて、ブルーライトを浴びないようにします。寝室やバスルームの照明もなるべく暗くして過ごします。


4.湯船に浸かる

お風呂はシャワーだけでなく、湯船に浸かるのがおすすめです。たくさん汗をかきたい時はエプソムソルトを入れて、15分程度でさっと浸かります。辺見えみりさんディレクションの「アウターサンセットライフ」のエプソムソルトは、女性の不調を整えてくれるので入眠しやすくなります。

ゆっくりつかりたいときはバラカの死海塩100%バスソルトを使用。湯冷めしにくいので寒くなるこれからの季節に良いと思います。


5.天然素材のパジャマに着替える

パジャマは、オーガニックコットンやリネンなど天然素材のものを愛用しています。肌が喜んでいると感じるものが1番。そうすると自然とオーガニックのものを手にとるようになりました。

 
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