作家、脚本家、映画監督、演出家、CMディレクターなど様々な顔を持ち、ジャンルを超えて多くの人の胸に響く活動を続けている大宮エリーさん。今年40歳を迎えた大宮さんに、誕生日を迎えた日の心境を聞くと「嫌でしたよ!」という正直な答えがすぐに返ってきた。

50代でいい景色を見るために、
大事な10年を過ごしたい


「30歳になるときは、そんなことはなかったんですけどね。でも40歳の誕生日は、こんな感じで30代を終えていいのかなって思いました。きっと結婚もしていて子どももいるだろうと思っていたので、びっくりしちゃったんですよね(笑)。こんなにがむしゃらに働いていていいのかなぁって。でもいざ40代に突入したら、すぐに気持ちが切り替わりました。50代でいい景色を見るために、大事な10年になるだろうなという実感があります」
 

まずは一晩寝かせる
「ハンバーグ作戦」

 

日々の仕事と暮らし、大切な人たちとの時間を慈しみながら目指したいのは、かわいい50代。「洋服もかわいいものを着たいし、ずっと続けられるような趣味がいっぱいあるのも楽しそうですよね」と大宮さん。「今のところ趣味と呼べるものはないのですが、料理が好きですね。肉汁がいっぱい出てくるハンバーグが作ってみたいなと思っていたら、ときどき出演している『出没!アド街ック天国』でも紹介されていて。いろいろ調べたら、どうやらネタを一晩寝かせているらしいということがわかって実際に作ってみたら、材料はいつもと同じなのに、肉汁がぶわ~っと出てきて。あれは感動しました。そういえば以前、カウンセラーの方に“あなたは何か行動する前に一拍おいたほうがいい”と言われたことがあったんです。悩みや不満があってもパッとすぐに結論を出さずに、まずは一晩寝かせてみる。これってハンバーグに限ったことじゃなくて、充実した40代を過ごすためにも必要なことかもしれません(笑)」