学歴はむしろ足かせ?生きづらさを抱える「高学歴難民」の実態に迫る

国際線キャビンアテンダントから生活困窮者へ。生きづらさを抱える「高学歴難民」のたどり着いた先は?_img0
 

高い学歴があれば良い人生を送ることができる──そのような信仰が崩壊して久しいですが、近年は高い学歴があるせいで、人生の勝ち組になれないどころか生きづらさまで抱えてしまう人が増えているようです。

中には、経済的に困窮したり、精神を病んだり、犯罪に手を染めたりと、本人の努力に反して転落人生を歩んでしまう人も少なくないのだとか。しかも、学歴が高いだけに同情を得られにくく、それが深刻さに拍車をかけているようです。
 

 


良い人生を送るために努力を重ねてきたはずの彼らは、どのようなボタンの掛け違いで暗転し、どこに漂着するのか……その実態に迫ったのが、加害者家族支援などで知られる阿部恭子さんの著書『高学歴難民』です。

さまざまな高学歴難民の事例が本人やその家族の視点でつづられている本書の中から、今回は「国際線キャビンアテンダント→生活困窮者」と波乱の半生を歩んだ女性のケースを抜粋してご紹介します。