2014年7月、ソマリアのガロウェにある国内避難民の滞在する地域で、自身が6歳の頃に経験した女性器切除について語る女性。傷が癒えなかったため、連れ戻されて再び切られたという。 ©Kate Holt/ UNICEF Photo

2月6日は、女性器切除に反対する国際デーです。これに合わせて、UNFPA(国連人口基金)、UNICEF(国連児童基金)、国際助産師連盟、国際産婦人科連合が、共同で声明を発表しました。

声明によると、毎年、女性器切除によって、およそ300万人もの女の子たちの人権が侵害され、その健康と福祉が損なわれています。そして、いまだ風習が残るアフリカや中東の29カ国で暮らす1億3000万人以上の女の子や女性が、何らかの形で女性器切除を経験しています。

麻酔なしで、はさみ、カミソリ、ガラスの破片などを使って切除することが多いそうですから、その痛みや害は計り知れません。感染症や出産時の危険、不妊などにもつながります。精神的には、トラウマとなってしまうケースも。

女性器切除が、世界の一部の地域では古くからの社会規範の一つとして存在し、多くの女性を苦しめているというのは、日本に住んでいると想像もつきませんね。こうした問題について、よく「日本にいる私たちに何かできることはあるのでしょうか?」と訊かれます。まずは、世界にはこのような課題があるということを、簡単にでも知って頂ければと思います。知るのと知らないのとでは、大違い。日本政府は、国際的な枠組みを通じて、このような地球規模の課題への対策を話し合ったり、経済的な支援をしたりします。その際、有権者や納税者である私たちが関心を持っているかどうかが、日本政府の対応を左右することもあります。ですから、「知る」というシンプルな行動について、どうぞ自信を持って下さい。そして、こうした知識はまた、すてきなお洋服やメイクで覆うべき私たちの中身を形作ると思うのです。

女性器切除について、もっと知りたい方は、こちらから。(日本ユニセフ協会HPにリンクします)