必殺!「オウム返し」作戦

 

配慮の足りない上司に、ちゃんと「やめてください!」と主張しているというエリコさん。笑って流したりしないで、「不愉快です」とはっきり伝えられているのが素晴らしいと思います。でも、「鬼嫁」という言葉の軽いトーンのせいなのか、「明るくて話しやすい」上司のキャラクターのせいなのか、なんだかちゃんと意思が伝わっていないようですね。これではモヤモヤは晴れません。

なんらかのバイアスを感じる発言をされたら、はっきり素早く「No」と言う。それが一番効果的だと思います。でも、なんだか真剣に受け止めてもらえなそうな雰囲気なのであれば、「必殺オウム返し」はいかがでしょう?

 

「我が家の朝ごはんは、夫が担当です」
「鬼嫁じゃん!」
「鬼嫁ですか?」

投げつけられた言葉を、あくまで淡々と繰り返す。勢いとかノリで言葉を発している相手に、改めて言葉を目の前に差し出してみせるイメージです。

「本当に、『鬼嫁』で合っていますか?」

そんな風に冷静に言葉を差し戻されたら、上司の方も「あれ?」と思うのではないでしょうか。適当に喋りすぎたかな……なんて、ちょっと頭が冷えるかも。

「もう、うるさい!」「鬼嫁じゃない!」とムキになっても、お調子者の上司は「またエリコさんがおしゃべりの相手してくれる」と楽しくなってしまうだけ。はたから見たら、「また二人がじゃれついているよ」なんて見えているかもしれません。

相手のペースに乗せられず、その言葉、受け取らずに「返品」しちゃいましょう!

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!

職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。

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文/梅津奏
イラスト/Sumi
構成/山本理沙

 

前回記事「「夫の洗濯物の干し方が気に食わない」共働きで家事がザツな夫。妻はどう対応すべき?」はこちら>>

 
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