余計に詰まりやすい毛穴に!?「絶対NG」な毛穴ケア

写真:Shutterstock

毛穴に悩む人が必ずハマる、毛穴に良さそうに思えて、じつは「ダメ。ゼッタイ。」な毛穴ケア。その理由を知ったら、あなたも角栓を取ろうとは思わなくなるはずです。

NGケア1:「角栓をムリに取る」
鼻の頭を埋め尽くす黒い角栓、洗顔後の毛穴からぴょこんと飛び出た角栓……。角栓を指や爪、器具などで押し出すと、ぽっこり気持ちよく取れますが、そのとき、毛穴周りの皮膚に圧力がかかります。

毛穴周りでは常に皮脂によって微細な炎症が起きているため、強く押すことで炎症が悪化。それによりさらに皮脂が出たり、 角層が厚くなったりして、角栓ができやすくなってしまうのです。角栓は、毎日の洗顔や角質ケアで少しずつ取り去るのがいちばんです。

 

NGケア2:「肌に摩擦を起こす」
スクラブ洗顔、洗顔ブラシ、コットンパッティング。共通するのは? 実は「毛穴によくないこと」なんです。それらが毛穴に悪い理由は、ズバリ“摩擦”です。

最近のスクラブや洗顔ブラシには“毛穴より小さく、毛穴の中まで入る”という触れ込みのものもありますが、毛穴の中をダイレクトに刺激したら、それこそ摩擦による炎症で毛穴が開いたり赤くなったり、より詰まったりしてしまいます。

コットンは細かい繊維がどうしても肌をこすって傷つけるので、できる限り化粧水は手でつけるのがおすすめ。

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気にしすぎず、気楽に。一生ものの「毛穴道」を知ることで、日々のストレスが少しでも減り、思い詰める心が軽くなり、毛穴と上手に付き合えるようになれますように。

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著者:毛穴道研究会
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監修:亀山孝一郎
医学博士。青山ヒフ科クリニック院長。1980年北里大学医学部卒業。大学病院や米国立保健衛生研究所で研鑽を積み、1999年に青山ヒフ科クリニックを開業。同年発表の「ニキビは感染症ではなく活性酸素病である」とする論文を始め、ニキビや毛穴、ビタミンCにまつわる論文多数。

 

文/大塚真里
構成/大槻由実子
編集/金澤英恵