これまで「常識」「鉄則」とされてきたメイクテクやコスメ選びを1ヵ所ずつアップデートしてきたこの連載。今回からプチリニューアル! 毎回コスメを1品ピックアップして、まったく同じアイテムなのに、使い方ひとつで、メイクがグッとあか抜けるコツをご紹介します。今回は、近頃豊作の白っぽいミルキーベージュ系の眉マスカラ編です。
 

vol.56
「まず眉マスカラ」という新提案。白みベージュで薄眉にするだけでトレンド感アップ!

 

記念すべきリニューアル第一回のテーマは、いま私が推している「白みベージュの眉マスカラ」。最近かなり増えてきた「この明るいベージュの眉マスカラ、どう使うべき?」と考えたとき、眉の存在感を薄め、うぶ毛のようにふんわり仕上げたいという今どきのニーズに気付かされました! 左写真は、ペンシルやパウダーで眉を描いた後、仕上げとして白っぽベージュの眉マスカラを使った仕上がり。一方、右写真は、まず最初に白っぽベージュの眉マスカラを塗ってから、足りない部分だけグレージュのペンシルで描き足した仕上がり。かなり眉が薄い!! と思うかもしれませんが、こちらのほうがすっきりとあか抜けて見えませんか?

 

アイメイクに注力していたマスク生活。
マスクオフなら、抜け感眉でバランスがいい


マスクを外す機会も増えてきて、これまでは目元中心にメイクを頑張ってきたという方もそろそろ、チークやリップを思い切り楽しみたいという気分が高まっているのでは? でもいざ、マスク生活のときと同じアイメイクにチークやリップを足すと、抜け感がなくなりがち。そこでぜひ取り入れていただきたいのが、白っぽベージュの眉マスカラ。今、たくさんのブランドから発売されている注目アイテムなんです。眉メイクの仕上げに使うという通常の使い方もいいですが、実は私のおすすめの使い方が、眉メイクの一番最初に眉マスカラを塗るという方法。こうすることで、黒い眉毛1本1本の黒さがベージュで中和され、絶妙なグレージュの眉に。足りない部分だけグレージュのペンシルで描き足すだけでいいので、時短にもなります。
最初は薄眉に違和感を感じるかもしれませんが、その分、アイメイクもチークもリップも盛りたい放題! カラーメイクを楽しみたい今の気分にぴったりなんですよ!

 

こちらは、ペンシルとパウダーで眉を描いた後、仕上げとしてベージュの眉マスカラを重ねた仕上がり。眉が全体的に明るい色になったとは、眉自体は濃いめ。隙間なく描かれているため、抜け感もなくなりがち。また、髪色が暗めの場合、眉色と髪色とでコントラストが強くなりすぎる場合も。
 

 

こちらは、まったく同じベージュの眉マスカラを、眉メイクの最初、素眉に塗ったメイクの仕上がり。眉毛1本1本がうぶ毛のように柔らかくふわふわの質感に見えませんか? 足りない部分をペンシルで描き足しつつも、抜け感があり、髪色問わずハマる、絶妙なグレージュ眉に仕上がります。リップやアイメイクも薄眉と合わせたほうが映えると思いませんか?

 
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