これまで「常識」「鉄則」とされてきたメイクテクやコスメ選びを1ヵ所ずつアップデートしてきたこの連載がプチリニューアル! 毎回コスメを1品ピックアップして、まったく同じアイテムなのに、使い方ひとつで、メイクがグッとあか抜けるコツをご紹介します。今回は、暑い今、手放せないテカリや毛穴をカバーする下地編です。

vol.57
毛穴カバー下地は、すーっと塗りではなく“くるくる塗り”で本領発揮!

 

毎日本当に暑いですね! あまり気にしていなかった毛穴やテカリが急に気になりだしたという方も多いのでは? そこで今回は、毛穴や皮脂を抑える下地をピックアップ。年々、アイテムは進化しているのですが「今ひとつ効果を実感できないなぁ」という方、その原因は塗り方にあるかもしれません! 左写真は、スキンケアと同じ要領で、指の腹全体を使ってすーっとなじませる塗り方。一方、右写真は、毛穴を隠したい部分中心にくるくると入れ込む塗り方。ご自身の普段の塗り方に近いのはどちらでしょうか?

 


毛穴をカバーし、テカリを防ぐなら
下地をその場に押し留めることが重要


スキンケアやベーシックな下地を塗る場合は、顔全体にくまなく行き渡るように、指の腹や手の平全体を使って、すーっとなじませ、包み込む「うっとりスキンケア塗り」で正解。肌表面を薄く均一に覆うことができます。でも、毛穴カバーが目的であれば、下地はキメの溝にまで入れ込む気持ちで、気になる部分にしっかり留めるように塗るべき。案外、毛穴の気になるTゾーンなどに置いたらそのまますーっと、無意識に伸ばしている人が多いもの。すると、本来のパワーを発揮できない場合も。ぜひ、その場でくるくると入れ込むことを意識して塗ってみましょう。まったく同じアイテムを使っていても、「あれ?仕上がりも保ちもいつもと違うかも」というのが実感できるはずですよ。

 

こちらは、毛穴カバー下地をスキンケア塗りしたベースメイクの仕上がり。毛穴やテカリが気になる方の場合、毛穴部分はしっかり、それ以外はさらっとと、下地の厚みでメリハリをつけてこそ、メイクを仕上げた時点で均一な肌に仕上がるもの。毛穴部分にしっかり下地を入れ込んでいないと、かえってムラっぽく仕上がり、時間が経つとヨレやくずれやすくなる場合も。

 

こちらは、頬、Tゾーン、小鼻、あごなど、毛穴やテカリが気になる部分にくるくる塗りでしっかり毛穴カバー下地を入れ込んだうえでのベースメイクの仕上がり。皮脂が多く出やすい部分はしっかりカバーしつつ、他は軽やかに仕上げたことで、結果的に均一で涼やかなベースメイクに仕上がります。

 
  • 1
  • 2