AIに無茶振りはできるのか!?


突然ですが、今話題の対話型AI「ChatGPT」に、試しに次のような質問をしてみました。「ウェブマガジン『mi-mollet』っぽい新しい挨拶を考えるとしたら?」。すると間髪入れずに返ってきました、ChatGPTからの回答が……!
「ミモレッツ、キラキラ!」
パソコンの前で一瞬真顔になるも、忙しない現代を生きる人間には到底考えつかないとびきり弾けたフレーズに、じわじわと尊敬の念を抱いてしまった筆者です。

企画のアイデア出しに、議事録のまとめに、音声のテキスト起こしに。今まで使っていた仕事系のアプリにもいつの間にかAIが搭載されて、どんどん使いやすくなってる! と感じている人もきっと多いのではないでしょうか。

中でも注目を集めているのが、先ほども紹介した「ChatGPT」。まるで人間のような自然な会話と、回答の精度の高さで注目を集めています。「ミモレッツ、キラキラ!」の成否は置いておいて、その可能性はもはや未知数。これまではヒトの頭でしか考え得なかったような創作分野にも、ChatGPTの影響力は強まっています。

いやいや、とはいえ人じゃないし! 無茶振りには答えられないでしょ! と思いきや、現実ではありえない質問や指示に対しても、驚異の回答を繰り出すのがChatGPTの凄さ。その実験的な試みを“エンタメ”として楽しめる本が『もしChatGPTが文豪や○○としてカップ焼きそばの作り方などを書いたら』(企画・プロデュース・編集:石黒謙吾さん)です。

 

上記の画像は本書の制作過程で試作された、「ジャングルクルーズの挨拶を枕草子の文体で書いたら」という指示で作り出された、AIが描いたイラスト。なんだか歴史資料館に展示されていてもおかしくないですよね……恐るべし! 今回は特別に本書から、「ChatGPT」の“面白み”を体験できる質問と回答の一部をご紹介します。