ファッションは武装、メイクは威嚇


ーー反発もされないけど誰にも刺さりもしないということですよね。坂口さんのマインドを聞いて、自分をはっきり主張すると否定も肯定も両方強烈に引き寄せるんだと気づきました。坂口さんが振り切っているから、たくさんの人を惹きつけているんですもんね。私にとってメイクって迷いを断ち切るための鎧なんです。これからもっと武装していこうって、勇気をもらえました。

坂口:本当に武装、威嚇ですよね(笑)。「あたしはこれだけど、お前はどうくるんだ?」みたいな(笑)。それで相手を見極めるみたいなことは、やっぱりあると思います。

 

ーー自分を全開にして、それを肯定してくれる人を大事にすればいいんですね。

坂口:バッと自分を出した時に「あなたもラインストーン貼ってるの?!」みたいな出会いがあるかもしれない。その時の感動たるや、最高じゃないですか。お互いに、「あっ(うなづきあう)」ってなる。自分を出してこそ、同士が見つかるんです。

ーー味わいたい!! あなたも?! ってブチ上がりたいですね。これからもラインストーン貼っていきます。

坂口:そっちのほうが絶対自分が楽しい! パキッと「私はこれなんです」っていう考え方とか意思を表示できるって豊かなこと。好きなものが同じ人たちにどんどん出会えますよ。我が道を行くみたいな言い方がありますけど、孤独そうで意外と孤独じゃない。一匹狼で、「私はこれでいくんだ」って思って我が道を貫くと、みんな付いて来て、大きな道になっていく。最初はなたで草を切りながら道をかき分けて、ちょっと怪我したりとかするかもしれないけど。