これなーんだ?

 

手のひらサイズのまるーい物体。  

 

人差し指と中指の間ではさんで使います。

 

横から見ると……

はい、もうおわかりですよね。そう、これヘアブラシなんです。しかも……

 

ぐにゃり。

手の力で簡単に曲がる、ほどよく柔らかい素材でできています。だから、

 

頭皮のカーブに沿わせるように、広い面でブラッシングできるだけでなく、こんなふうに髪の毛をつかみながらブラッシングすることもできるんです。

こちらはイギリスのヘアブラシのブランド「MANTA」のもの。

MANTAは、イギリスで57店舗のサロン経営に携わり、美容師として30年以上のキャリアを持つTim Binnigtonによって2019年に誕生したブランドです。

 


なんでも、がん闘病で一度髪を失った妻が「せっかく生えてきた髪が抜けてしまう」とブラッシングをしない様子を見て、「髪と頭皮のスカルプケアは大事。ただ彼女にはもっと優しく、効率よくケアできるブラシが必要だ」と思い立ったTimが5年をかけて開発したブラシなのだとか。

柔軟性と弾力性のある素材、頭皮と髪に同時にアプローチできる長短178本のピン、アウトバスでもインバスでも使える……。

その素晴らしさで「MANTA」は、革新的な製品を生み出した企業として2022年、在位70周年となるエリザベス女王の誕生日に「英国女王賞」を受賞しました。日本でも2022年から「マンタ ヘアブラシ」として販売されています。

その「マンタ ヘアブラシ」の、さらなる進化版がこちら。

「マンタ ヘアブラシ パルス グレー」¥14300 このマグネット式の充電器が持ち手のMANTAの部分にピタッとくっつきます。
 

なんと電動! スマートマグネット方式でUSB充電することができるんです。

充電中はMANTAのロゴが点滅します。

使うときには、ハンドル中央のMANTAのロゴ部分を押してスイッチオン。

1回押すと毎分2000回(標準モード)、2回押すと4000回(高速モード)と微細に振動します。もちろん防水仕様だから、シャンプー時にも使えるし(しかも振動のおかげで、少量のシャンプーでもよく泡立ちます!)、湯船に浸かりながら頭皮マッサージもできるし、トリートメントを毛先まで行き渡らせたりするのなんかにも使えます。

長短のピンが合計178本。長いピンは頭皮に直接タッチし、短いピンは表面に近い部分の髪の毛を拾いとかします。
 

髪のうねりが強い私は、とくに気になる部分をこうやって直に引っぱりながら、ドライヤーを当ててることも。ブラシだとテンションがかかりにくかったり、風圧でかえって髪の毛が浮いてパラついてしまうこともありますが、直接髪をつかんでるから、すご〜く扱いやすい!


しかも、ブラシ本体は約60gと超軽量なので、携帯にも便利だし、1度の充電で最大90分間使えるっていうのもエライ!

お値段は、税込14300円と決して安くはありませんが……。

でも、いくら高機能なものを買っても、使い方や充電方法が面倒だったりすると、すぐに使わなくなってしまう、ズボラな私。その点マンタは充電も簡単だし、コンパクトで軽いから場所も取らないし、毎日ストレスなく気軽に使えるんですよね。

ちなみに……本来の使い方ではありませんが、肩とか首筋に当てて、振動させながら揉むようにすると、ツボ押し効果&もみほぐしでこれまた気持ちいい。

原稿や資料を読みながら、密かにあちこちマッサージしているっていうのは、ここだけの秘密でお願いします(笑)。


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