一年を通して、ご近所でも旅先でもほぼ毎日おやつを食べ、寝ても覚めてもおやつのことを考えているミモレブロガーの山根亜希子さんが選出! 2023年に食べて心を鷲づかみにされたおやつを紹介します。


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使われる食材の組み合わせも、ドリンクとのペアリングも新しくて楽しい「バターサンド」


「バターサンド」と聞くと、まずレーズンサンドが思い浮ぶ、昭和生まれの山根です(笑)。今回ご紹介するのは、私には到底思いつかない、食材の組み合わせが新しい、そして忘れられないおいしさのバターサンドです。

お店の名前は「Gâteaux deux Entrées(ガトー ドゥ ザントレ)」。東京・清澄白河で日曜日のお昼にだけ開くバターサンド屋さんです。ちょっと難しい名前ですが、フランス語で「2つの入口」という意味。パティシエの新山あやかさんがある思いが込めて名付けたそうです。

「抹茶とグレープフルーツ」「ロックフォールと蜂蜜」「カルダモンとラム酒」それぞれ各2個入りで¥700です。

バターサンドのフレーバーは3種類。左の抹茶色のサンドは、見た目通りの抹茶のクリームの中に、なんとグレープフルーツのジャムが入っています。抹茶とグレープフルーツのほろ苦さがこんなに合うなんて! サブレの片方の内側にはダークチョコレートが薄く塗られていて。ビターの三重奏! 濃厚なバタークリームとのバランスに感動です。

右側のハニカム柄はブルーチーズの一種ロックフォールと蜂蜜。普段あまり食べることがないので恐る恐る頂きましたが、今はもう病みつきです。ロックフォールの独特の風味にトロッとした蜂蜜が加わると、まろやかでとってもおいしい。サブレ(これだけでも食べたい!)に、ほんの少しナッツが入っていてサクッとカリッとするのも好き。

もう一種類は、カルダモンとラム酒。中には甘く煮たパイナップルのジャムが入っているそうです。残念ながらお酒が飲めない私はいただけませんが、周りのスパイス好き、お酒好きたちには大好評。しっかりとしたカルダモンの風味とふわっと抜けるラム酒がいいんだとか。

私は少しずつかじりながら熱い棒茶を飲みながらいただくのが好きですが、それ以外にも楽しくておいしいマリアージュを新山さんに教わりました。

「抹茶とグレープフルーツ」には、フレッシュなハーブティーや蕎麦茶、アルコールなら赤ワイン、「ロックフォールと蜂蜜」にはクランベリージュースやホットジンジャー、カルバドスやマルサラ、「スパイスとラム酒」には、アップルティーや酸味のあるコーヒー、柑橘系のリキュールや新樽のシャルドネなどなど……。想像するだけでよだれが出そう(私はノンアルコール限定ですが笑)。次回いただくときは、棒茶以外にもいろいろ試してみないと! そして、ここにあげた以外にも、いろいろなペアリングができるそう。ぜひ買いにいったときにお店でぜひ新山さんに聞いてみて下さいね。

パッケージは可愛い六角形のボックス。側面にさりげなく”2つの入口”が描かれています。

とここまで書いて、お店の名前の由来がわかったかたもいるかもしれません。スイーツ好きにもお酒好きにも、両方の方に楽しんでもらえる、2つの入口があるお菓子が作りたいという思いを込めて名付けたそうです。

2023年9月にスタートしたばかりのバターサンド屋さんは、今はO2という中国料理店のスペースを借りての販売ですが、いずれはお取り寄せも始まるみたいですし、O2だけいただけるフレーバーも2024年の1月に登場するんだとか! 中国料理のデザートとして出てくるバターサンドは一体どんな味わいなのかしら……ワクワク!!! 今から楽しみです!

SHOP INFORMATION 
「Gâteaux deux Entrées(ガトー ドゥ ザントレ)」住所:東京都江東区三好2-15-12峯岸ビル1F(『O2』裏手のBAR)
営業時間:毎週日曜日11時〜14時*詳しい開店日はInstagramをご確認下さい。
 


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応募締め切り:12月24日 23:59まで

※応募にはmi-mollet(ミモレ)の会員登録(無料)が必要です。


撮影/須藤敬一
構成・文/幸山梨奈
 

 

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