大きな決断をした娘さんが求めていること


「絶対反対!」と娘さんに伝えた後、話をする機会が持てないでいるとのこと。どちらの気持ちも分かる気がするからこそ、どうすれば現状を打開できるのか、なかなか難しい状況です。

想像するに、今の娘さんは強いストレスがかかった状況にいるのでは。

ずっと悩んできたコンプレックスを解消するために、目の形を変える決断をした……。もともと美容へのアンテナが高く、プチ整形で慣れているとはいえ、大きな決断であることは間違いありません。しかしだからこそ、「本当に整形したいのか?」「きちんと成功するか?」「後悔しないか?」「周囲の人の反応はどうだろう?」と、ご自身でも散々悩み考え抜いた上での決断ではないでしょうか。

 

そんなときに家族から強く否定されたら、心が弱ってしまいそうです。

一方、ユリコさんたちがモヤモヤしている原因はおそらく、「整形について知識が薄いこと、娘さんの思いを十分聞いていないこと」による不安な気持ち。

頭ごなしに「反対!」と言うのではなく、「お母さんたちも、理解したいの」と落ち着いて伝える機会が持てるといいですね。どんな病院にかかるつもりなのか、どんなやり方をする手術で、身体への負担や費用はどれくらいのものなのか。そして何より、娘さんがどんな思いで決断したのか。知識と情報が増えれば、もっと落ち着いて娘さんの決断に向き合えるはずです。

今必要なのは、お互いの気持ちと頭の整理。整形するにせよ、やめるにせよ、「その決断でよかったね」とみんなが笑顔になれますように。

 


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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

 

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