服捨て=「自分の思考のクセ」を捨てること

 

「昔買った高かった服、思い入れのある服、あれば着るかもしれない服……など捨てられない服があったら“この服がなくなったらどうなる?”“なぜ捨てられないのか?”を自分に質問してみてください。そこで出てくる答えが、自分が握りしめている概念です。

服捨て=「自分の思考のクセ」を捨てることなんです。私は服を通してこういう思考でいるんだ、未来に不安を感じてるんだ、と思考のクセを知っていく。その思考を持っていたいか、手放したいかを自分に問う。私も同じように高い服が捨てられなかった過去があったし、自分を責める必要はありません。思考って目に見えないけれど、捨てることで自動的に変わっていくんです。なので注力することは、服を捨てていくことだけです」
 

 


「願いを叶える服」を買うのもおすすめ!

 

「服を買うときは好きなものを買っていいんですが、意識してやるとするならば、“願いを叶える服”を入れて欲しくて。2022年の12月に、来年やりたいことを考えていて、そのときに“代官山蔦屋書店でトークショーをしたい”と思ったんです。じゃあトークショーをやるときにどんな服が着たい? と考えて、インスタで見つけた黒の上下のセットアップを買いに行ったんです。まだ書籍化も何の予定も決まってなかったときに(笑)。

ただこういう服を着てトークショーを出来たらいいなぁ~と思っていたら、書籍化が決まって、二子玉川 蔦屋家電さんでのトークイベントが決まって。二子玉川では実際、そのセットアップを着て登壇したんです。そしてまさに今、代官山でのイベントも叶っています!

たとえば皆さんも、3年後こんな仕事をしていたい、こんな家に住んで、こんな暮らしがしたい……とか考えたとき、その未来が現実になったときに着たい服を先に買ってみる、というのもおすすめです。服が望んだ未来を連れてきてくれます」

トークショー終了後は、お一人ずつサイン本をお渡し。

著書には書かれていないエピソードもたくさん飛び出した今回のトークショー、「奇跡のような変化は、私だけじゃなく誰にでも起こることなんです」とトークショー終わりに語っていた昼田さん。新年度の始まり、心に新しい風を吹かせたい、という方におすすめです。昼田さんの服捨ての極意が詰まった著書『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』まだ読んでいないという方はぜひチェックしてくださいね。
 

 

<新刊紹介>
『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』

著・昼田祥子
¥1540(税込)
講談社

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「朝日新聞」「CLASSY.」「リンネル」「日経WOMAN」など、各メディアで話題! たちまち5刷の話題作。

クローゼットに収納術はいりません。
「クローゼット=本当の自分」にできれば、勝手に整うものだから。
ただ、自分の心地よさに従うこと。
本来の自分を生きるという覚悟を決めること。
捨てられずに人生を詰まらせているものに向き合い、手放していけたとき、人生はすごい速さで自分でも思いがけない方向に進んでいきます。
1000枚の服を溜め込んだファッション雑誌編集者の人生を変えた「服捨て」体験と、誰でもできるその方法を伝えます。 


構成・文/出原杏子
 

 
 
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