2015.3.26

岡崎京子好きなら観て欲しい、映画『ひなぎく』

大好きな漫画家、岡崎京子さんが「大好き」と公言していた映画『ひなぎく』が映画館で観られるということで、渋谷にあるイメージフォーラムのレイトショーに行ってきた編集部・大森です。

ヘア&メイク、衣装、美術……どこをどう切りとっても可愛い! 先頃、シナリオ全訳ブックレット付きのブルーレイも発売されました。 

やっぱり映画館の大画面で観ると楽しさが倍増! 60’sのエッセンスをギュッとつめこんだガールズムービー決定版というにふさわしい作品ゆえ、ドップリとその世界観に浸ることができました。あ〜、若さゆえの愚かさって、なんでこんなにキラキラと眩しいのでしょうか!

実験的な映像演出や効果音などを楽しむのも一興。
 

そして、この映画を観た後にまっさきに思い出したのは、岡崎さんの作品『くちびるから散弾銃』。大人になりきれない20代前半の女のコ3人が、ただひたすらどうでもよいような会話(男のコ、ショッピング……etc.)を続けていくだけの短編漫画集……なのですが、読むといつなんどきも幸せな気分になれるのです。

帯には、「さ、楽しい時も、さみしい時も、女どうし気軽にマヌケに自堕落に、しゃべって、しゃべって、しゃべり倒せ!」とメッセージ。

箸が転がっても笑う……とは、よく言ったものです。『ひなぎく』にも言えることですが、若さって一見なんら意味がないと思えることに一生懸命になれたり、心底バカ笑いできたりする才能のことなんですよね、きっと。

もう、若くない……そんな言い訳をしたくなることが多々ありますが、そうならないための答えのヒントが、『くちびるから散弾銃』のあとがきにありました。

ところでこのマンガは“大人になりたくなかった女のコたちにも年月の波はザンコクにもおしよせる”とゆーのがテーマです。〜中略〜体のどこかココロに残る“ロリータ根性”や“ショウジョシュミ”がときどき、ズキズキズキズキとうずくときがあってそんな感じ。〜中略〜だったら仲良しでたまに集まって、ケーキお茶でぺちゃくちゃ、おしゃべり。そんなのも悪くないかも。