doremi-chaさんさんからの質問
Q.
母から受けた暴言と暴力。
母が介護状態になったら
同じことをしてしまいそうです……。

私の両親は私が幼少期に離婚をして、母親に育てられました。離婚の理由は父親のDVです。父親は離婚後すぐに再婚し、母親はアルコール漬けで私と姉に暴言と暴力をふるう毎日でした。姉は早くに家を出てあまり両親には近かづかないので、良い距離を取り過去は許せているようです。私は母親とは、子供を預けるときだけ会うことがあります。そして、まだ両親のことは許せていません。母親はもう70歳になりますが、現役で働いているものの、貯金もせず自由奔放に生きています。私の今の心配事は、母親にこの先介護が必要になったとき、理性を待って介護をすることができるかどうかです。母親が幼少期の私にしてきた暴言と暴力をしてしまうのではないかと……。理想は母親に貯金をして介護施設に入ってもらい、時々会いに行く形ですが、それは叶わぬ夢のようです。(39歳)

特別ゲスト 信田さよ子先生の回答
A.
必ずしもお母さんの介護を
doremi-chaさんがされる必要はありません。
いろいろなところに相談されてください。

これはかなり重症だと思いました。お父さんのDVを見て育ったうえ、お母さんはアルコール依存症で虐待もされていた。そしてそのお母さんは現在、貯金もせずに自由奔放に生きている、と……。でも思ったのですが、doremi-chaさんはお母さんの介護をご自分でされるつもりなんでしょうか? そんなことを背負う必要はないと思うのですが……。

以前の回答時にもお伝えさせていただきましたが、最後は家族よりも他人です。介護のプロに頼られてください。そもそも、もし介護が必要になったときにどうすればいいかということは、今の時代、いろいろなところで相談ができますから、まずその点だけでも安心してほしいと思います。相談すれば、お母さんの介護が始まるまでに、準備はしっかりできますから。だってお母さんはまだ70歳なんですよね? 今は女性の平均寿命は86.99歳ですから、まだ15年以上生きられる可能性が高いということです。ですから、まず、いろんなところに相談してみましょう。たとえば地域包括支援センターとか、区や市の介護相談窓口とか。そういったところへ行って、金銭的な問題や、虐待もあったことなど、様々な理由から介護は無理だと相談されるのが良いかと思うのです。そうすれば皆、何らかのアドバイスをしてくれるはずです。少なくとも、被虐待経験のある娘に対して母親を一人で面倒見なさい、などと結論づける人はまずいないと思いますから。

そしてお母さんが、もし、娘をあてにして自由奔放に生きてるとしたら、それは大間違いです。doremi-chaさんは、介護のことを公共の場に相談されるのと同時に、「お母さんの老後は自分でちゃんと考えてね」と、直接伝えられたほうが良いでしょう。そしてできればお姉さんにも出てきてもらって、一緒に話をしてみてください。お姉さんは過去を許してるとのことですから、もしかしたら「何言ってんの、いつまでこだわってんの」みたいなことを言われるかもしれませんよね。それが嫌であまり相談されていないのかもしれませんが……。でも私は、筋からいけば、お姉さんも一緒に考えるべきだと思います。「お母さんの老後に関してはどうするの? 実は私は、自分の生活もギリギリなの」などと言って、自分をあてにしないでほしいということをやんわり伝えるってことも大事だと思うのですよ。そのようにして、一人で抱え込まないようにしてください。

そして、自分が母親に暴言と暴力を働いてしまうんのではないかという懸念についてですが、必ずしもそういうことはないですよ。虐待とは、報道などで言われているほど連鎖するものではないですから、過度に心配されないでください。ただし、必要以上にお母さんに近寄らないほうがいいのは確かですね。

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