私は、セオリーの紺のワンピースとジャケットのセットアップの上に、マックスマーラのコートを着ています。カメラなどを持ち歩くので、バッグはアニヤ・ハインドマーチのトート。いずれもブログに登場済みの長年愛用アイテムですが、靴だけ新調したので、また今度ご紹介させて下さい。パールのネックレス、ティファニーの婚約指輪も久々に身につけ、少しの華やかさを。

昨日、5歳の息子の七五三を祝いました。お宮参りの時の産着を仕立て直し、同じ神社で祈祷をして頂いたので、成長を思い、感慨もひとしおでした。当初、息子は和装を拒んでいましたが、90代の曾祖父母や祖父母たちを喜ばせるためにも着てみたらどうかと話し合い、本人もすっかり乗り気に。写真館での着付けと撮影からお詣りへと、一時間半程に収まりました。

神社からは、お札のほか、このような授与品が。元祖千歳飴は、台東区の金太郎本店のもの。

サハラ以南アフリカや南アジアの人たちにとっての5歳とは?

翻って、国連が今年10月18日に発表した、子どもの死亡に関する報告書によると、2016年に5歳の誕生日を迎える前に亡くなった子どもの数は世界で560万人。日本でも数十年前までは、無事に5歳まで生き延びられることが、今ほど当たり前ではなかったのでは。保健の統計上の一つの区切りである5歳ですが、特にリスクにさらされ易い、経済的に貧しい国や世帯では、保護者の気持ちとしても、ここまで無事に育てば一安心という大事な通過点でもあるでしょう。

幼い子どもたちの命を奪う要因は、肺炎や下痢、出産に伴う合併症など。妊産婦が適切な保健医療スタッフにアクセスできるようにし、子どもの予防接種、母乳育児、安価な医薬品、安全な水や衛生設備などの普及を推進することで、予防可能な子どもの死亡を減らせるとのこと。

毎年、同様の統計が発表された後に訪れる七五三のシーズン。「何を着る?着せる?」という話題に終始しがちですが、脆弱な状況に置かれている子どもたちにも、思いを馳せる一つの機会になればと思います。