秋冬のビジュアルも担当させてもらった「Hirotaka(ヒロタカ)」をご紹介します。
インスピレーションは恐らく目にするもの全て、Hirotakaさんが良いと思ったもの。そういうものを吸収してジュエリーに落とし込むという作業がされている、他には見かけないジュエリー。そのフォルム、輝きは自然や動植物のありのままの美しさにも似ていますが、どれも削ぎ落としつつモダンなアレンジがなされています。
Hirotakaさんの興味の赴くままに作られた、感度の高いジュエリーを、今回実際にスタイリングしてみて…。1つでも形が面白くスタイリングの鍵になりますが、たくさんレイヤードすることで生まれるジュエリーの新しい表情があることにも気がつきました。ジュエリーをレイヤードすると大概はトゥーマッチになりがちで、普通の人はなかなか重ねることが難しい。かつてここまでレイヤードできるジュエリーってあったかな?! 組み合わせを考えたり重ねたりすることが本当に楽しいと思えるジュエリー。Hirotakaはジュエリーの新しい可能性を感じる、イマドキな風を吹かせているブランドだと感じました。
PROFILE 田中 雅美さん
1978年生まれ。スタイリストとしてエディトリアルを中心に、広告やカタログ、女優、タレントまで、手がけるスタイリングワークは多岐に渡る。ハンサムな中にフェミニンさの垣間見えるスタイルを得意とし、特にエッジなトレンドと愛される名品の絶妙なミックスを日々のスタイリングテーマに掲げる。