ワードローブには黒いアイテムが多いものですから、気を許すと全身黒のコーディネイトになってしまう日が少なくありません(ですので、以前もそんな激白をしました)。そこには「また、黒コーデに陥ってしまった(ガーン)」というようなネガティブな感情はまったくなく、黒をまとっている日がいちばん自分らしいとすら思え、とっても気持ちが落ち着きます。
今回は、私の黒コーデ論
全身黒とは言わないまでも、黒の中に少しだけ白を効かせたコーディネイトが昔から好き。中でも前衛的デザインの黒アイテムが持つ「強さ」がとりわけ好きで、それにシンプルな黒、もしくは白アイテムを合わせるコーディネイトが自分の中ではテッパンです。あれこれ盛らず、ストイックに着こなしたほうが、逆に女性らしさも増すような気すらしています。そんな日は、凛として、我が道を行く、そう、気高い黒ネコにでもなったかのように(笑)!!
前衛的な黒も、プレーンな黒も、はたまたロマンティックな黒も……どんなにめくるめくテイストを着ても、黒は私をいつでも優しく受け止めてくれます(向こうはツンでも、私はいつだって黒に対してはデレ♡)。もしかして、疎遠になる時がくるのかもしれないけれど、気づけば膝の上にチョコンと乗って甘えてきてくれるはず。そう思える黒との確実なる愛を育み、私の髪が白髪になった時、黒がいちばん似合う自分になっていたいな、と夢想しています。
私のお手本黒コーデは、大学教師をしているリン・スレイター博士。こんなに黒を楽しく着こなしている方を他に知らない!
袖を通す度に『黒ネコのタンゴ』を口ずさんでしまう、もこもこのファーを羽織りながら、そんなことを考えています。
CREDIT:
コート/セリーヌ この日と同じ
シャツ/+J
デニム/アールト この日と同じ
靴/ZARA この日と同じ
大森葉子
主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。