私の故郷は雪国ではありませんが、冬の寒さが厳しい地方でした。家の居間の中央には掘りゴタツがあり、ヤカンをのせた石油ストーブで部屋を温め……という典型的昭和の(まるでサザエさん家のような)一軒家。夏の暑さも厳しい盆地なため、雪国の住宅のような断熱に長けた住居ではありませんでした。まるで、廊下は屋外のごとし(白い吐息がでてましたっけ苦笑)、の寒さでした。
夕食を終え、テレビなどを見てる団欒タイムに「廊下にあるミカンもってきて」と兄にコタツの中でチョコンと蹴飛ばされる。いやいやながらに当時から従順だった(!?)私は、極寒の廊下に出て、ダンボール箱からミカンを菓子鉢に積み上げて居間へ戻る。その積み上げた山が一瞬でなくなる……それが私が寒い夜に思い出す大森家の冬の光景です。
余談が長くなりました(笑)。
そんなわけで、18歳で東京に出てきてからも、冬になるとミカンが家にないとなんとも落ち着かない。夜、ホッとしたい時に、ついつい手を伸ばしてしまいます。そして止まらなくなってしまう(笑)!
そんな私のもとへ友達から届いたのです。
友人が女社長をつとめるラブラブグローバル菊池は、自社農園を日本の名水100選にも選ばれた熊本県・菊池市に構えています。菊池水源の美しい水と阿蘇山の麓の豊かなエコファームでつくられた野菜やフルーツを中心に、他に自身の足、目、舌で確かめた本当に美味しい野菜を作る農家さんとも契約。彼女は「売れるから」というだけの理由で売る物を買い付けないとキッパリ宣言する男前気質。契約農家さんの地位向上、収入の安定や自身の会社での雇用創出のことなども真剣に考えていて、いつも会う度に本当に刺激を受けています。
売り切れ御免の幻のみかん「熟成川田みかん」
緒方さんの「葉付き不知火(デコポン)」
すいません、ミカン愛が極まって、猛烈リコメンドしてしまいました(笑)。ミカンの皮は陳皮と言われ、漢方の世界でも重用されている優れもの。消費量が多いため、私は食べ終わった後の皮をちぎり、10日間くらいカラカラになるまで天火干しして、そちらを洗濯ネットに入れてお風呂に浮かべて活用しています。香りでリフレッシュもできますし、芯からしっかり体を温められますよ!
冬の贈答品に、「風邪など引きませんように」というメッセージ付きで少しだけ贅沢な柑橘系フルーツを選んでみてはいかがでしょうか? 私は自分へのプレゼントに川田みかんを追加注文しようと思います(笑)。
ちなみに、熊本市内の下通り沿いに店舗がありますので、是非、熊本観光の合間にお立ち寄りください(熊本城の近くです♪)。我が友、木村友穂社長に私の名前を出せば、なにかおまけがもらえるかも!?
大森葉子
美容担当歴20年の私が、個人的に溺愛している美容アイテムを中心に紹介していきたいと思います! 流行りものに目がないタイプではなく、自分が納得できるものにしか興味が湧かないタイプであります……苦笑。