中谷美紀さんの「黒蜥蜴」を観て。
透明感について考える
昨日、ありがたいご縁を頂いて、女優中谷美紀さんの舞台、「黒蜥蜴」を観てきました。休憩は挟むとはいえ、3時間超の長丁場。声の出し方から、セリフ回し(って言うのですか?)、そして衣装も、とっても素晴らしかった。舞台慣れしていない私。しかも、ストーリーも、全く前勉強なし。丸腰で行ったので、前半は、前の列の人の咳や、舞台上のみなさまの、ほんの少しの緊張が伝わり、あまり集中できなかったのですが。後半は、中谷さんの美しさと、そして物語の面白さにぐいぐい引き込まれました。ほかの観客もそうだったようで、劇場が一体化する感じが手に取るようにわかり、それも稀有な経験だったと思います。ご一緒した舞台マスターの方は、デヴィッド・ルヴォーの演出も素晴らしく、是非ご案内したかった、とおっしゃっていました。
初日の公演は、こんな具合にとても盛り上がり、最後のカーテンコールは、観客総立ち。舞台やライブは海外で観ることが多く、その観客の興奮ぷりと、日本人の静かな感動の違いに驚くことが多かったので、全員が一斉に立ち上がる瞬間、鳥肌が立ちました!
と、この原稿を書いている今も、その余韻に浸っているのですが。中谷さん♡ 素敵だったなあ。ファッション撮影もさせて頂いたことがあります! その透明感、半端ないです(言葉の使い方、伝わりやすいかと、あえてです(笑))。これからご覧になる方もいらっしゃるかもしれないので、多くは語りませんが、衣装と白い肌とのコントラストも、舞台演出の1つ。年齢をレイヤードしていくと、きっと無意識に失われてしまう透明感を、ずっと持ち続けられるってすごいなあ、と、日焼けの残る自分の背中を見て思いました(笑)。
最後に。舞台、良いですね。もっと今年は観るぞ!
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