お正月から少し抜けての熊本帰省。
前にご紹介した熊本のセレクトショップの続編です。
20代の頃、好きなお店は他になく個性的で、オーナーのカラーを感じさせるショップでした。熊本にはそんなセレクトショップがたくさん点在していました。
近頃ではインターネットの普及や物流も便利になり、ファッションに時間やお金をかける傾向がなくなり、便利になった一方、時間をかけて納得いくものを追求する人も少なくなってきたように思えます。
オシャレは雑誌からでなく、憧れていた販売スタッフから学んできた私からすればちょっと寂しい話ですが、熊本にはそんなセレクトショップがまだまだ健在。そんな素敵なお店を今回はご紹介したいと思います。

こちらのオーナーの有田正博さんは、ミリタリーをファッションに取り入れたり、独自の審美眼で海外ブランドをいち早く輸入し、日本に認知させたことでも知られている伝説のバイヤーです。東京で活躍する有名スタイリストも彼の元で働いていた方も。熊本がファッションの土地と言われるのは、彼の存在なくして語れません。
帰るたびに、オシャレって楽しい!と、シンプルに感じさせてくれる場所で、ホスピタリー溢れる接客も心地よいお店です。青山にもショップがあるので、ぜひチェックしてみてください。





とにかく色を楽しむことが大好きになるショップ。年を重ね、選ぶ色も無難な方へパターン化している自分がいました。そんな自分を原点に戻してくれるお店です。色で遊ぶことが好きになったのは、若い頃からこのお店に通い続けていたおかげ(笑)。オーナーの有田満里子さんは周りまで明るくしてくれるような太陽のような存在。年を重ねても彼女のように色もファッションもどんどん挑戦したい!と思わせてくれる素敵なマダムです。

オススメは、このお店のディレクションを行っている有田輸羽木さんが手がける furnishing yuki(ファーニッシング ユウキ)のジュエリーと個性的ながらクオリティーの高いDavid Szeto(デヴィッド ゼットー) のウエア、そして前にもご紹介したPierre-Louis Mascia(ピエール ルイ マッシア)のスカーフ。




オーナーの平野麻紀さんの個性豊かな感覚で選ばれた素敵な洋服たち。久しぶりに心が震えたショップです。彼女の洋服への愛情は、持ち前のセンスと言葉の端々から感じさせてくれます。

店内にはFUMIKA UCHIDA(フミカ ウチダ)、JULIEN DAVID(ジュリアン デヴィッド)、OLYMPIA LE TAN(オリビア ル タン)など個性溢れる大人に向けたブランドとともに、彼女の審美眼で集められたヴィンテージなど、見てるだけで興奮するアイテムばかり。
洋服だけでなく、こだわり抜いた内装やしつらえも素敵でついつい長居してしまいたくなるようなお店です。



誰の真似でもなく、自分らしく楽しむ・・・ファッションの醍醐味を教えてくれるショップが熊本にはたくさん。
ぜひ足を運んでみてください!

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