こんにちは、片岡です。
先日、“料理本のアカデミー賞”といわれる「グルマン世界料理本大賞」の授賞式に参加してきました。
2017年に世界中で発売された料理本のなかから、ジャンル別に世界一を表彰する賞で、過去には料理研究家の栗原はるみさんや有元葉子さんらも受賞されています。
今回、イタリア料理のシェフである父の本がノミネートされ、家族でついて行ったのです。

中国の煙台という中国ワインの生産で有名な場所で行われたのですが、北米からアフリカから、世界中の料理人、料理研究家が一同に集まります。コンペティションというより純粋にお祝いムードにあふれ、とてもピースフルな雰囲気。
たくさんのジャンルがあるのですが、「ブロガーの料理本」や「料理のWEBマガジン」、「アプリ」の部門もあり、時代の流れがきちんと抑えられています。紙の本もたくさんノミネートされていて、デザインや写真の表現がそれぞれ個性的で見ているだけでも楽しい!
父はイタリアン部門でのノミネートだったのですがグランプリを頂きました。正統なイタリア料理の本ではなく、「ま・ごはん」という離乳食&幼児食のレシピ本だったので、びっくり。今度のブログで宣伝させてください(笑)
中国ワインもこの時初めて飲みましたが、ピノ・ノワールのような味わいで思っていた以上に美味しかったです。煙台はぶどう畑やシャトーを模したような建物があったり、イメージする中国とはまた違った雰囲気。

この賞に参加している国の数はオリンピックより多く、アメリカのテレビ番組で活躍している有名シェフの本から、ボスニアで自費出版されている本まで、誰でも応募できて同じ土俵で表彰される賞。
「食文化」を通じて世界が一つになった高揚感を感じる、素敵な経験ができました。