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早朝の嵯峨嵐山の竹の小経にて。毎朝、このような光景が繰り返されているんだろうな、となんともいえない安心感を覚えました。日常の有難さに心洗われる風景です。


この数カ月、プライベートや出張で幾度となく京都を訪れています。訪れる度に発見があり、その奥深さにどんどん惹かれていきます。以前勤めていた会社では『婦人画報』という雑誌を出版しており、20代の私は社内に置いてある見本誌をめくる度に「皆、歳を重ねるとなぜ京都に向かうのか」などと不思議な気持ちになったものですが、私も見事なまでに……であります(苦笑)。

そして、私が惹かれているのは、京都人の「日常」のあり方。慎ましやかに丁寧に重ねてきた人々の記憶が時代を経た今もココにある。そう思わせてくれる暮らしがしっかり息づいているところが本当にうらやましくあるのです。

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こちら、お気に入りのZENカフェにて。6月に訪れた際の生菓子は、つくねいものきんとんで表現された「紫陽花」でした。
 

近くの純喫茶で珈琲をいただき、途中、なじみの豆腐屋さんのお豆腐とお揚げを買って、近所の方と駄話しながらお散歩し、銭湯でひと風呂浴びて帰宅(実は、京都市内の銭湯が大好きで、ほぼ制覇した気がします笑)。帰宅後はマンションのベランダ(縁側だったら最高です!)から、大文字焼きを眺めて、あぶったお揚げや薬味たっぷりの冷奴をいただきつつ、ひとくちビールをたしなんで、就寝。

「いつの日かそんな暮らしを京都でしてみたい」と夢想しながら、裏道をユラユラと散歩するのが今の私の京都の楽しみ方です。

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こちらは企画展の展示が変わる度に訪れたいと思っている京都現代美術館 何必館。その5階にある光庭から見上げた写真です。四条通りの喧騒が嘘のように静寂につつまれており、ここでホッと一息つく時間が好きです。地階には北大路魯山人の作品室も。そこに掲げられている「この世の中を少しずつでも美しくして行きたい。私の仕事はそのささやかな表れである」から始まる氏の言葉が好きでいつも眺めています。ぜひ、全文は直接お確かめください!

今日のお品書き
ミモレ大学の京都校でご登壇いただいた亀石先生。実は、以前から、その活動に注目しておりました。特に私は「クラブ営業」の有り方について奮闘される先生を陰ながらずっと応援! もちろん節度は大切だと思いますが、文化を守るために「排除」ではなく「許容」へと社会のムードが変容すればよいなと思っています。