直火、IH、オーブン、電気プレートなどあらゆる熱源に対応(電子レンジを除く)するストウブ鍋は、料理だけでなくお菓子作りにも大活躍。特に、つまみ部分が金属製なので、鍋ごとオーブンに入れられるのは魅力です。
このストウブ鍋の特徴を活かしたお菓子のレシピ本『ストウブで冷たいお菓子』(著:柳瀬久美子)の中から、冷やして食べると絶品の「ニューヨークチーズケーキ」の作り方をご紹介します。
ストウブ鍋に入れたまま、「焼く」「冷やす」の工程ができてしまうのでラクチンです!
ストウブ鍋で作るニューヨークチーズケーキ
チーズケーキは私の中では絶対に冷たいお菓子! しっかり冷やした方が室温よりうんとおいしくなると思います。ストウブの鍋を使うと、柔らかい熱がじんわり入ってくるので、口当たりがなめらかになります。(柳瀬久美子)
材料(16cmのラウンド1台分)
[土台]
・グラハムクラッカー 60g
・バター(食塩不使用) 30g
[チーズケーキ]
・クリームチーズ 200g
・グラニュー糖 80g
・バニラビーンズ 1/2本
・サワークリーム 180g
・卵 1個
・卵黄 1個分
・レモン果汁 小さじ2
・コーンスターチ 大さじ1と1/2
下準備
・オーブンシートを直径30cmの円形にカットし、縁に数か所切り込みを入れた型紙を用意して鍋の内側に敷く。
・バターは耐熱容器に入れて電子レンジで20~30秒加熱する(溶かしバター)。
・クリームチーズは室温に戻す。
・バニラビーンズは包丁で切り込みを入れて種をしごき出す。
・オーブンは160℃に予熱する。
作り方
[土台]
1.厚手のポリ袋にグラハムクラッカーを入れ、めん棒などでたたいて粉状にする。溶かしバターと混ぜ合わせ、鍋底に敷き詰める。
[チーズケーキ]
2.ボウルにクリームチーズとグラニュー糖、バニラビーンズを入れ、ゴムべらでなめらかなクリーム状にする。
3.2にサワークリームを加えて混ぜ合わせ、卵、卵黄、レモン果汁、コーンスターチを順に加えて、そのつどだまを作らないように混ぜ合わせる。こし器を通して1の鍋に流し入れる。
(最初生地が固いうちはゴムべらのほうが混ぜやすいが、生地が柔らかくなってきたら泡だて器のほうが混ぜやすい。)
4.湯を張ったバットに3をのせ、160℃のオーブンで約1時間焼く。オーブンから出して粗熱を取り、冷蔵庫でしっかり冷やす。
『ストウブで冷たいお菓子』
著者 柳瀬 久美子 講談社 1400円(税別)
「ストウブ」といえば、素材の良さを引き出し、蒸す、焼く、煮るのオールマイティな鍋として人気を集めています。ガス、オーブン、IHにも対応可能で使い勝手抜群!
そんな鍋をお菓子づくりにも使わない手はありません。
「保温性に優れている」=「保冷性にも優れている」。じつは冷たいデザートを作るにも最適な鍋なのです。
アイスクリームはベースになるアングレーズソースを使って、鍋ごと冷凍庫に。時々かきませれば、できあがり。プリンはストウブにプリン液を入れて、湯煎で焼く。鍋の厚さが湯煎のときの熱のあたりを柔らかくし、冷やした後の保冷性もいい!
おもてなしの場面では、ストウブに入れたままできあがったものをそのままテーブルに出せば、見た目も新鮮、冷たさも持続する……。
冷たいデザートで、新しいストウブの魅力発見です!
『ストウブで冷たいお菓子』のほか、料理、健康・美容など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>
(この記事は2018年8月25日時点の情報です)
・第1回「ストウブ鍋で冷たいお菓子が!ヨーグルトソルベとローストパイナップル」はこちら>>
・第3回「ストウブ鍋だととっても簡単!りんごで「タルトタタン」のレシピ」はこちら>>
柳瀬 久美子(ヤナセ クミコ)
東京都出身、料理研究家。都内洋菓子店、レストランなどで6年間働いた後、渡仏。滞在中リッツ・エスコフィエ、ディプロム取得。知り合ったフランス人家庭での生活の中フ ランス家庭菓子、家庭料理を覚える。帰国後フードコーディネーターとして独立。雑誌、広告、テレビなどの料理・菓子制作のほか、企業の商品開発、店舗のメニュー開発も手がける。
『ジェラート、アイスクリーム、シャーベット―ライト&リッチな45レシピ』(主婦の友社)、『おうちでつくれるかわいいお菓子』(実業之日本社)、『ストウブでつくるあったかいお菓子』(講談社)など著書多数。