J.CRICKETという、私の友人Jimin Leeの初めてのコレクションから、シルクスカーフシャツを。 7年くらい前の3.1フィリップ リムの黒のシルクパンツと、今シーズン初めて買ったAlexandre Birmanのカーキーのスエードブーツ。


パリは10月ともなれば、街路樹のマロニエの葉が散り始めます。
ポルトガルでの、毎日水着のコーディネートから突然一転して、朝の気温は8、9度のパリに戻って来ました。

さて、今年の秋、私のコーディネートはどうしよう?
日本のような秋と違って、パリは朝と午後の日差しの中では、かなりの気温差があります。
ですから軽いコートの中は半袖。ノースリーブでも、ちょっと秋らしいカラーと素材のドレスを組み合わせます。
私の本ミモレでのインタビューはこちら)にも書いてあるように、私はそのシーズンに着るものをクローゼットの中から取り出して、何パターンかコーディネートしてしまうのです。

まず始めにスタイルの選択。今シーズンの私のテーマは「ニュー・レディライク」。
そしてカラーはブラウン、ブラック、ネイビーブルー。
素材は、カシミア、シルク、レザー。
靴は、フラットシューズと歩きやいブーツ。

‘80年代、友人のエリック・ベルジェールがデザイナーだった時のエルメスのシルクプリントコート。狩猟柄なのでかなりの期限限定コートに、チェザレ ファブリのシルクネットのドレスを。ベルトとバックはエルメス、靴はピエール アルディ、サングラスはもちろん私のブランドmEeyyeで。
20年は前のチェザレ ファブリのレザーコート、ヴィンテージのディオールのヒョウ柄ノースリーブドレス。小物はエルメスのバッグ、アディダスのスニーカー、mEeyyeのサングラス。
ヴァレンティノの‘60年代ヴィンテージコート、3年前のフェンディのブラックドレス、15年くらい前のグッチのバック、そしてVINISE(パリのセレクトシューズショップのオリジナルブランド)のフラットな靴。
J.CRICKETのカシミアコート、ヴィンテージのエミリオ・プッチのドレス、冒頭の写真と同じAlexandre Birmanのブーツ、‘80年代のルノー・ペルグリーノのヴィンテージバッグ、mEeyyeのサングラス。


中心となる5パターンのコーディネートを決めれば、これでこの後のロンドン、NYの出張も、悩まずに出かけられます。
薄いハンガーに服をかけて今シーズン用のクローゼットに入れておけば、そのままスーツケースにしまえばいいのです。
おでかけ、簡単!