ニューヨークのMET=メトロポリタン美術館で開催された、ファッション界最大の祭典、METガーラ。「ファッション界のアカデミー賞」と呼ばれるこのイベントは、メトロポリタン美術館の衣装研究所の資金集めのために、毎年開催されるもの。広告塔であるアナ・ウィンター様のご機嫌取りや宣伝効果を狙って、ひとり300万円以上もするチケットを各ブランドが買い取り、セレブを招待しているのです。

そんなMETガーラですが、今年はいつもに増して、セレブのファッションにツッコミどころが満載。まず解説しておくと、今年のドレスコードのテーマは「中国」だったのですね。それをセレブたちが思い思いに解釈して着飾ってレッドカーペットに現れたのですが……。

ネットを賑わせたリアーナの「オムレツドレス」。
な、長い!! ミンク?のフワフワ感が、オムレツっぽさを醸し出している様子。

最も衝撃的だったのは、なんといっても、リアーナの「オムレツドレス」。美術館の階段いっぱいに広がるくらいの裾が長い黄色いドレスは、中国人デザイナー、グオ・ペイによるものだとか。これがネット上で「オムレツにしか見えない」と話題になり、フライパンの上にリアーナを乗せたコラージュ画像や、裾にトマトなどのトッピングを乗せた「ピザ」画像も出回る騒ぎに。
 
セレブ界の3大美尻、ビヨンセ、キム・カーダシアン、J.Loの尻強調ドレスの迫力もすごい! 目のやり場に困る、ビヨンセとキムの透け透けドレスはテイストがカブってしまったのが残念だけど、J.Loのドレスにしても、この3人は「さすが、見せるとこ、わかってるね」という感じ。この3人は、「お尻見せてナンボでしょ!」と腹をくくっている潔さがあっぱれ。 

  • ビヨンセ姐さん。目が死んでいるJay-Zと。
  • 『めぞん一刻』の朱美さんバリ(分かりますでしょうか?)にスケスケのドレスを着たキムと、これまた目が死んでいるカニエ。
  • 「肌見せまっせ〜〜!」の、J.Lo。今年は男性エスコートなし。

それにしても、こういうのってエスコートしてるカニエやJay-Zはどういう気持ちで見守っているのか、ちょっと気になります―—ふたりとも、無表情。心を無にして、妻たちのお尻が公衆の面前に晒される時間が終わるのを耐えていたのかもしれないな、と、勝手に妄想したりして。

もうひとつのカテゴリーとして、「カブりもの系」のひとたちも。中でも、サラ・ジェシカ・パーカーのカブりものは、「人間たいまつ」とネットでも評判に。たしかに、頭、燃えちゃってます。 

サラ・ジェシカが、燃えているっ!!  どーした? ドレスはH&Mのようです。

もはや、おしゃれなのかなんなのかわからなくなっているMETガーラでのセレブのドレスアップ姿。でもアカデミー賞のドレスなんかより遥かに面白かったのでした☆


ちなみに、アナ・ウィンターのおメガネにかなったのは……

アナ様に今回いちばんホメられていたアン・ハサウェイ。ドレスはラルフ・ローレンものだそう。
男性陣では、「おしゃれ」とホメられていたのは、ジャスティン・ビーバー。