大草直子流「無造作ヘア」チサさんに教えてもらいました_img0

インスタこのコラムにもよくご質問頂くのが、「無造作なまとめ髪」。まあ、自分でやるときは、ここまでうまくはいかないのですが(笑)。こうして時にプロの手にかかる時には、一生懸命、テクニックを盗むようにしています♡

今日は、ヘア&メイクアップアーティストのチサさんのテクニックを。

動画にもありますが、最初に髪全体にスプレーを。そうしてから、少し細めのコテでランダムに巻きます。顔周り、そして毛先を遊ばせると、結んだ時にバランスがとれます。下ろす前提ではないので、髪の表面を中心に。大切なのはこの準備と、そして髪を結ぶ位置。位置が高すぎると横顔の輪郭の黄金比が崩れるし、下過ぎると老けてみえる。正しいポジションは、自分の耳の真ん中くらいの場所だそう。

結んだ後に、後頭部の髪を引き出します。横顔のシルエットが立体的に見えるように。その際、ファイバー入りのワックスを指先に少量つけ、指をこすり合わせ、なじませます。その指でトップの髪を引き出し、さらに、結んだ髪のしっぽの先を、花びらを開くように、外にはねさせます。もし、「遊び」が足りない場合は、コテをもう1度使用しましょう。

最後に、全体に軽くスプレーをかけ、まとめた髪をホールドさせてフィニッシュです。髪同士が束感を作り、引っかかりあってくれるので、もし髪がはらりと落ちてきても、「無造作感」がキープできます♡ 

慣れてしまえば、そこまで時間がかかることではありません。寝起きの髪をさっととかしてぱっと結ぶだけでは、婦人の無造作感は出せません!!! 髪をとき、スプレーして、コテで巻き、結び、ワックスを毛先に――10分で終わります。

10分早起きするか、アイラインを諦めるか。私なら、そうします(笑)!

大草 直子

  • 大草直子流「無造作ヘア」チサさんに教えてもらいました_img1 うなじに落ちた髪も、その質感とニュアンスで「疲れたおくれ毛」に見えません。何より、横顔の華やかさがぐっとアップ。
  • 大草直子流「無造作ヘア」チサさんに教えてもらいました_img2 テールの部分が長すぎる場合は、くるっと丸めてお団子のようにしてしまいます。ただし、その場合も毛先の遊びが必要です。