クリスマスのイルミネーションが美しいプラハへ

12月のクリスマスを前に、プラハへ2泊3日の旅に出かけました。
私のソウルメイトのカメロンから、10月に「仕事でミラノとロンドンに行くその間の3日間時間があるので、どこかヨーロッパの街に行こう」と誘われたのです。

それでは、どこに行こうか?
私は「ノルウェーの最北端の街にオーロラを見に行こう」と言ったのですが、数日ではオーロラを見られるチャンスも少なく、行くだけでも数日かかります。
今回は彼の行ったことのない街、それもヨーロッパ・クリスマス気分満点のプラハ、ということになりました。

私は仕事で2回滞在したことがあるのですが、プラハの街に観光で行くのは初めて。
カメロンはミラノから、私はパリから、同じ時間帯、午前中にプラハに到着する便に乗って、プラハのエアポートで待ち合わせです。
大きなスーツケースと2つのバックに囲まれてベンチに座っているカメロンを見つけて、まずはひと笑い。

 

ホテルはスターウッドグループのオーガスティンに宿泊。
ここは元々修道院だっただけに、私たちのスイートルームもちょっとそんな感じのフレスコ画風な壁です。

 

2人ともお腹が空いていたので、早速ランチへということに。
ホテルのコンシェルジュに勧められた、Cukrkávalimonádaというカフェに向かいました。

 

ココナッツミルクラテをオーダーし、私はアボカドトースト、カメロンはキヌアサラダを。
このキヌアサラダはホットディッシュで、かなりのおすすめです。
最後にチョコクッキーを半分に分けて、2人ともとても満足な気分になり、それでは、と、そのまま街を歩くことにしました。

 

翌日はプライベートでウォーキングガイドと一緒に4時間、街を歩く予定なので、探索程度に。
仕事で飛行場からホテル、イベント会場へと車で移動しただけだった前回の滞在とは違って、観光で来るととても新鮮。

4時を過ぎると太陽の日差しもなくなり、さすがに冷えてきます。
ホテルに戻って、 BBCでイギリスの首相のスピーチを見ながらバスダブに浸かって体を温めたあとは、ちょっとお昼寝。
ところがちょっとのつもりが、もう夕食に行く時間!慌てて支度をしていくことに。
カメロンは「部屋が暗くて何も見えない」と文句を言いながら、2個の大きなスーツケースから色々な洋服を取り出しています。

ディナーのレストランは、カメロンのロサンジェルスに住む友人のおすすめです。

ZVONICEというレストランです。

もともと教会の塔だったところにあり、私たちのテーブルの下には大きな鐘。
食事はチェコの伝統料理のようでしたが、へビーな食事が苦手な私たちには、ちょっと……。
でも「観光が目的の旅ではこういう場所にも行かなくては」、などと言いながら、お皿の上の食べ物との戦いでした。

部屋に無事に戻って、夜は深い眠りに。
快適なベットでよく寝た朝は、たくさんの自然光が入る気持ちの良いダイニングルームで朝食。
大好きなスクランブルエッグとベイクドビーンズとマッシュルームを食べて、長い1日に備えます。

まずはチェコの有名な建築家アドルフ・ロースの代表作である建物、ヴィラ・ミュラーを見学するプライベートツアーに。
この建物は1930年、当時の裕福な建設会社のオーナーのために建てられたとのことです。

このツアーには、他にイタリアから来た2組の年配カップルが参加していました。さすがイタリア人、近代建築にも詳しそう。

午後からは、ウォーキング観光です。
オールドキャッスルから葡萄畑を抜けてCharles Bridgeまで 、カフカ美術館などを通って約4時間。さすがにウエットな寒さは骨までしみます。
途中ホットチョコレートを飲んで、なんとか終了。

夜は、冬の夜空に美しくライトアップされたナショナル・シアターで、The Nutracker-A Christmas Carolのバレエ鑑賞です。
小さな女の子のバレリーナ達もいて、とてもクリスマスらしい可愛い作品でした。

 

その後はヴルタヴァ川に沿いにあるKampa Parkというレストランで、川に浮かんだ白鳥の寝姿を見ながら、アフターシアターの軽食を。
大根に包まれたキングクラブとワインで、カメロンとのおしゃべりは尽きません。

 

翌朝は建築家フランク・ゲーリーが設計したダンシング・ハウスを見るために、また橋を渡って街を歩くことに。

 

そのあと、前に働いていたブランドで立ち上げを担当したショップを確認しに、パリ通りまで。もう地図を見なくても歩けます。

エアーポートに向かう車の窓から降り始めた雪を眺め、小旅行でも本当に仲良しの友達と過ごす時間の大切さを感じました。
幸せなホリデーシーズンの始まりです。