編集部の川良です。皆さん、もう大掃除は終わりましたか? 私は今日まさにこれから大掃除をしようとしております。

我が家の場合、掃除以上に重要なのは片付け。子どものおもちゃ、自分の服と化粧品…。とにかく物が溢れすぎているために「整理収納」こそ急務、掃除の前にまず家を片付ける、これが毎年の恒例行事となっております。

子どものおもちゃ、楽器、作品、大人の本、子どもの本、服、化粧品…。とにかく家の大きさに対して物が多いのが悩みです。こちらは我が家の屋根裏部屋、倉庫兼プレイルームになっています。とにかく物が多い!

7学年離れて女の子が二人いるので、下の子も使うよね、という言い訳のもとに、おもちゃは整理されないまま、どんどん増える一方。今年は「もう自力で片付けるのには限界があるかも…」と白旗をあげ、はじめて整理収納のプロにお願いすることにしました。

私が依頼したのは、ミモレのインタビューでもご紹介した家事シェアリングシステム「タスカジ」の整理収納アドバイザーの方です。

これまで、タスカジさんに掃除をお願いしたことはあったのですが、整理収納をお願いしたのは初めて。

「とにかくおもちゃをなんとかしたい」と1コマ3時間×2コマお願いしたのですが。結果、家が見違えるようにスッキリしました…(涙)!ああ、もっと早く出会っていれば(依頼していれば)よかったのに!!! 

タスカジさんによる整理収納の感動ポイントはたくさんあったのですが、その一部をご紹介したいと思います。

まず、絵を描くのが大好きでお絵描き教室に通っている4歳の次女のために、お絵描きグッズ一式をひとつの箱にまとめてくれました。絵の具道具一式は、もうひとつの箱に。

最初に手をつけたのは、いろんなところに置かれていた色鉛筆、水性ペン、鉛筆削り、マスキングテープ、はさみ、のり、折り紙をひとつにまとめること。

そこですでに私の感動ポイントが3つありました。

①まず、子どもが一番ハマっている遊びについて聞いてくれたこと。一番大好きなお絵描き遊びに必要なものを一つの箱にまとめたこと。(最もよく出し入れするものを、いかに使い勝手良くするかが大事。子どもは必要なものを探しやすく、元に戻す場所も分かりやすい)

②お姉ちゃんの頃からたまっていた色鉛筆をケースから出して一つのペン立てに挿したこと(ケースにしまうという作業が意外と面倒で、片付けが億劫になってしまう子も多いのだとか)

③スケッチブックや塗り絵の本は、本棚に入れずに、このお絵描きボックスの下に置くだけで良しとしたこと(片付ける場所が何カ所もあると子どもには負担)

よし!と気合いを入れて自分で片付けようとすると、色鉛筆のケースにケースに描かれた色の順に並べ始めたりして無駄に時間がかかっていたのですが(笑)、「とにかくお子さんが自分で片付けられるような工夫をすることが大事。そうしないといつまでもお母さんだけが大変ですよ」と。は!そうかもしれない…!

それともうひとつ。子どもが毎日保育園やお絵描き教室から持ち帰ってくる絵や立体作品たち。すぐに捨てるのも惜しいけれど、とにかく片付けてもあっというまに、家のあちこちに子どもの作品が溢れてしまって困っていたのですが…。

あまり使っていなかった階段下の収納スペースに…
折り紙、絵、立体作品と種類別に箱を作って収納してくれました。使ったのは余っていたIKEAの箱、段ボール、紙袋で作った収納ボックスです。

以前は、作品を写真に撮ってすぐ捨てる、ということをやっていたのですが、作品を撮り続けるのも疲れてしまい(だいたい撮ったきり見ない)、とはいえ取っておくと捨てるタイミングが難しいなと思っていたんです。

タスカジさんに聞くと、子どもの作品の整理収納のポイントは次の3つだそう。

①狭くてもいいので、棚や壁などに一次置きギャラリースペースを作る(とにかく子どもは作品を見てほしい、褒めてほしいので)

②ギャラリーに飾らないものは、種類別に箱にすぐ収納する(箱だといろんな大きさのものがあっても、上からどんどん入れられて便利)

③その箱がいっぱいになったら、整理しようねと子どもと約束する(それ以上は増えないシステムに…これ重要)

なるほど…!!!私はこちらも自分では思いつかないのでかなり感動致しました。ミモレを読んでいらっしゃる方は、そんなの前からやってますよ〜という方も多いかもしれませんね。もしかしたら整理収納アドバイザーの資格を持っている人もたくさんいるかも??

ここには書ききれませんが、他にもたくさん学ぶべきことがありました。

自分だけでこの家をなんとかしよう!と思わずに、プロの手を借りてみるのはいいですね。プロに言われると、何十年も自分の趣味の物を整理しなかったダンナさんが納得して断捨離するようになったりすることもあるんだそうですよ…!確かに、それいいかも!

まだまだ、片付けなければならないところはたくさんありますが、長年の課題だった子どものおもちゃ問題が解決して、心がスッキリしました。次はキッチン、その次は納戸をお願いしたいと思っています。はい、完全にスイッチが入りましたね(笑)。2019年は整理収納の年になるかしら…?

さて、私の記事はこれで年内最後となります。皆さま、今年もミモレをご愛読頂き、大変ありがとうございました。

今年一年を振り返るとミモレは試行錯誤の連続だったと思います。新しい年は試行錯誤の結果が大きく花開き、さらに皆さんに喜んで頂けるサイトになれますようにと願っております。

皆さまは年末年始をどうお過ごしになられるのでしょうか。ミモレは年末年始をも休みなくコンテンツを公開していますので、良かったらのぞいてみてくださいね。それでは皆さま、良いお年をお迎えください!