昨年の5月、ポール・マッカートニーの公演中止が本当にショックだった編集部 大森です。

ポールを生で観たかった。しかも、屋外で! しかも国立競技場のピッチで!

トヨタカップ、高校サッカー決勝、ナビスコカップ、Jリーグ……(あれ、私の国立競技場の思い出は気づけばサッカーばかり……!?)と足しげく通った時期があったため、その思い出深い施設との個人的お別れセレモニーとして「ポール×国立競技場」の組み合わせは最強のタッグだったわけです。

中止と分かっても現地に赴き、隙間からピッチを覗き込みましたっけ……。

昨日、屋根がオリンピックに間に合わない、終了後に収容人数5万人規模に縮小……というニュースがかけめぐりました。新国立競技場に関し、自分の考えを深めることができた本と映画があるので紹介させていただきます。

『新国立競技場、何が問題か』

建築家、建築史家、社会学者、作家などが参加して行われた(1993年10月開催の)シンポジウムをまとめた一冊。サブタイトルは、オリンピックの17日間と神宮社の100年。

『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』

以前もこのブログでご紹介しましたが、もう一度。映画のキャッチコピーがすべてです―—「美術館は誰のもの? 大改修のてんやわんやな舞台裏」

東京オリンピックまで、あと5年! ご興味ある方は是非。