新年が明け、2019年1月期の地上波連ドラ初回が放送され始めました。ドラマ好きにとって、リアタイ、タイシフ、SNSを駆使しながら新作を吟味する忙しい時期でもあります。特に今期は、「日曜夜」が多忙を極める恐れがあります。よる8時台はNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、9時台はTBS日曜劇場『グッドワイフ』、10時台は『3年A組―今から皆さんは、人質です―』と、ドラマ好きの「課題作」とも言える作品が立て続けに並んでいるからです。

日曜夜のこの3本を選ぶ理由には、見続けたくなるドラマの条件をクリアしそうな期待値の高さにあります。

NHK大河ドラマ『いだてん』は人気脚本家のひとり、宮藤官九郎のオリジナル脚本になります。「オリンピック」を題材に、昭和から明治までの52年間を描く近現代劇。悠々と一人の人物の生涯を描いていくこれまでの大河とは打って変わって、初回からテンポ重視の宮藤官九郎節を見せてくれています。中村勘九郎と阿部サダヲの2人を主人公役に起用し、ビートたけしが昭和の名人・古今亭志ん生役を演じながら、ナビゲーターを務めます。宮藤官九郎作品の常連組から、今作ならではのキャストまで色とりどりに、大河ファン以外の層も注目したくなる要素が多々あります。

TBS日曜劇場『グッドワイフ』で弁護士・蓮見杏子を演じる常盤貴子。©︎TBS

続いて、よる9時台のドラマエリート枠であるTBS日曜劇場(過去には『下町ロケット』、『ブラックペアン』など)の新作『グッドワイフ』も、王道と攻めを兼ね備えた作品になりそうです。得意のリーガルヒューマンというジャンルはそのままに、ハリウッドリメイクに挑戦します。そもそもリメイクされるドラマは、いろいろな国でローカライズしやすい普遍性のあるストーリーであることが第一条件にあります。オリジナルはSFホラー映画の金字塔『エイリアン』を手掛けたリドリー・スコットが製作総指揮を務めたもの。シチュエーションは違えども、『グッドワイフ』でも逆境に立ち向かいながら、意思の強さをみせる女性像が気持ちよく描かれていますから、常盤貴子が演じる日本版にも期待が高まります。

 
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