【式典服最新事情】手持ちのパンツ、シャツを華やかにする方法
「新たにスーツやワンピースを買うまでもないかな…」。それでも華やかな席にふさわしい装いをしたいと思っている人も多いはず。すでに持っている定番パンツやシャツをドレスアップさせる方法を大人気スタイリスト福田麻琴さんに教えてもらいました。
Q.ランチ会が多いこれからの季節、「普段着+α」で乗り切る方法はありますか?
子どもの進級で4月にランチ会が催されます。そのほかにも同級生たちとのホテルレストランでの同窓会もあって。華やかな席にふさわしい服で出かけたいけれど、何着も服を買うほどでもない。手持ちのパンツやシャツに1アイテム加えるだけで乗り切りたいんです。何を買って合わせれば良いですか?
A.デザイン性の高いシャツと素材感あるタイプや綺麗色のパンツがおすすめです。
クロップドでややテーパードがかった脚を綺麗に見せる黒のパンツは定番。1本でも持っているとあらゆる場面で活躍し、便利です。そんな定番パンツに合わせるのは、ウエストマーク、フリル、レース地など主役感のあるブラウス。定番パンツを一気に特別な服に仕立てます。また、定番のコットンシャツにはレース地や綺麗色、ワイドパンツなどドラマチックなパンツを合わせれば華やかな席らしいスタイルになりますよ。
ウエストマークのデザインがよりスタイル美人に見せます。白×黒の清潔感と上品さも見逃せません。「初めまして」の席でも好感度の高いコーディネート。
幅広く着まわせる黒パンツはコレ!
後ろ姿も美しく、視線を集めそう
着まわしのきくパンツは自分の体型に合った動きやすい一本。チェックしたいのは自宅ケアができること、ライフスタイルに合った素材であること。そして合わせるトップスはシンプルさよりもデザイン性。もしかしたら思いっきり華やかなものでも良いかもしれません。リボンに背中開き、ウエストマーク、三拍子そろったデザインでも定番パンツに合わせればしっくりと着こなせます。
アクセサリーは品のあるものを
ヴィンテージ風のイヤリングで「やり過ぎ感」ゼロ。華やかなブラウスなのでアクセサリーはやり過ぎず、クラス感を大切にしたアイテムを。
ほかにもこんなアイテムが!
綺麗色ブラウスもおすすめ
鮮やかなブルーが美しいブラウス。デザインだけでなく、印象的な色使いもおすすめです。
最もベーシックな白シャツはデニムにもスカートにも合わせられる優れもの。ペールトーンのパンツを合わせれば、途端に上品な雰囲気がまとえます。シルエットはベーシックでもレースという品のある素材感が女らしく柔らかさを表現。大勢の中でもさり気ない華やかさを発揮できます。
白シャツはコレ!
シャツはサイズ感やシルエットもさまざま。小柄な人は大きすぎないものが合うと思いますが、まずは自分の体型に合った一枚を吟味して。繊細すぎないレースはケアしやすいのでおすすめです。また、ポケット位置やデザインを吟味されて作られたシルエットだからすっきり。着こなしやすいパンツです。
レースのパンツが上品さを引き立たせます
レースのパンツは上品な女らしさを香らせることができます。トレンドに左右されないベーシックなシルエットに上質な素材感こそ華のある席にふさわしいアイテムです。
アクセサリーは1点のみ
デコルテの開いたシャツだから1点だけネックレスを。パールの品格ある輝きが顔まわりを明るくします。
モデル/鈴木六夏
スタイリング/福田麻琴
ヘア&メーク/TOMIE(nude.)
文・構成/金沢由紀子、川良咲子(編集部)
第1回「【式典服最新事情】ラクなのに「きちんと見え」。シワにならないアイテムを」はこちら>>
第2回「【式典服最新事情】着まわしの効く「選べるスーツ」が狙い目」はこちら>>
PROFILE 福田麻琴さん
女性誌を中心に広告、CM、カタログ、タレントのスタイリストとして活動中の2009年にフランスへ留学。1児の母。身長161㎝。Instagram:@makoto087