補講……学生時代を思い出すに、出席要請があると、気持ちがどんよりと落ち込んだものでした。
通学中の大学院は先月、無事(!?)冬休みに入っているのですが、諸事情により補講が実施されることに。そして、45歳になった私にも補講の出席要請が。というわけで、先週の日曜日に、いそいそとキャンパスへ。
冬休みに入り、「ひゃっほー!」と開放感にみちあふれていたのですが、キャンパスに足をふみいれた途端、(この日は、別の大学での補講ということもあり、より一層)気持ちがピリッとして、背筋がシャンと伸びる。とはいえ、朝9時から夜19時30分まで、缶詰め状態での受講(お昼休憩、トイレ休憩10分×2はアリ)。最終的には、集中力もたえだえに……。
1日中、ほぼ座りっぱなしという腰の痛みや、ノートをとり続けるという首や肩、手の疲れ。教授からいつ質問されるともかぎらないという緊張感による精神的消耗……
でも、その苦痛を凌駕してあまりあったのは、普段使っていない脳の一部を使っているという刺激がとても心地よく感じたから。
単位取得には影響しない補講だったので、学生の時だったら絶対にズル休みしていたことでしょう(うん、絶対に)――「学ぶのが当たり前だった頃は苦痛だった補講が、当たり前じゃなくなった途端、プレジャーに変わるなんて、人間て本当におもしろいね」と、私を俯瞰から観察しているもう一人の私が、そっと私に囁きました。
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