なんの揺れも感じず朝7時に目が覚め、ジムで30分走って15分ヨガをする。酔っ払いの大人も大騒ぎする子供もいない朝のジムで、対岸から上がる朝日を見ながら走れて、これは良い場所を発見。
部屋でまたコーヒーを飲みながら、狭くなっていくフィヨルドの対岸を見ていると、すこし雪に覆われたオスロの街が見えてくる。
10時に車に乗って船を降りると、パスポートを見せ、「なにも申告するものがない」というとそのまま車で通り過ぎる。

2018年にリノベーションが終わったばかりのホテル・コンチネンタルにチェックイン。
部屋の準備ができていないということで、外にコーヒーを飲みに行くことに。ストックフレッスというノルウェーの国会議事堂のすぐ横にあるコーヒーショップで、オーツミルクカフェラテと、ノルウェーの有名なヤギのミルクで作ったチーズと黒パンのサンドウイッチを食べる。オーツミルクはどうもこの国の定番らしい。2年前に来た時もどこも普通のミルク、もしくはオーツミルクだった。

真っ黒いのはチーズ
銅像と記念撮影

ランチはジャンの友達で、2年前にもノルウェーの南、たくさんの島が点在する別荘でお会いしたご夫妻と一緒に。私たちのホテルの中にあるTheatercafeenは、このホテルの前にナショナルシアターがあるために、シアターに出演する俳優や観客が観劇の前後に 集うオスロの文化的な場所でもある。
ここのシュリンプオープンサンドはオスロっ子には格別のようで、ジャンも格別な思い出がある模様。
夕食はアラカタカという、カジュアルなスタイルでモダンなノルディックフードが楽しめるレストランでした。

夕食で食べたスパイシークラブ

翌日はもちろん朝のジムで走った後に朝食。
その後歩いて、ちょうど1年前に亡くなられたジャンのお母様のお墓に、お花を持っていく。
太陽の下の雪景色のなか、ロイヤルパレスを通り抜けて40分ほどでお墓に到着。でも雪の下でお墓を探すのってちょっと大変。雪とアイスの上を歩きながら、無事にお墓を見つける。

その後、アストルップ・ファーンリ現代美術館という船舶で財を成した個人のコレクションを展示した美術館に行く。以前にも行っている場所だけど、今回は特別展示物のネクスト・ジェネレーション・ノルベジアン・コンテンポラリー展を見に行くことに。
Johanne Hestvoldのスカルプチャーが唯一、私が気に入ったアーティスト。

Thomas Hestvoldという私の好きなノルウェーのアーティストの娘だった。

午後は前回、行く時間がなくて行けなったノルウェーを代表する建築家スヴェレ・フェーンの作った建築博物館に行く。

建築博物館のエントランス

ノルウェーには今、モダンな建築がたくさんあって、とくに秘境の中に作られた公共建築は次の機会に車で移動しながら見に行くつもり。

もう1泊した翌日はまた、同じフェリーで帰途に。行きと同様、12時半に車とともにチェックインする。木曜日のせいか月曜日の数倍の車と人。

オスロの街を海から
乗船したフェリー


今回の夕食は迷わず、カリフォルニア巻きとビールで簡単にすませて、部屋で超くだらないノルウェーのリアリティ番組を見て笑って過ごす。
翌朝も同じく朝7時にジムで走って、最後のノルウェー風朝食を食べて、定刻10時に下船。

その後、ベルギーのブリュッセルまで678kmを走ってロコ フォルテ ホテル アミーゴに1泊。
ベルギーといえば、ムール貝とポテトフライ。ラ・ルー・ドールでベルギービールとともに。

夕食を食べたレストランの内装
ムール貝の一品
デザートのイル フロタンテ、こちらも美味

その後、グランプラスへ。いつ見てもこの光り輝くプラザには圧倒される。

美しい夜のプラザ

ホテルに戻ってバーで素晴らしいギムレットをいただく。私はこのようなオールド・ファッションの、プロフェッショナルなバーデンダーのいるホテルのバーが大好き。

壁に飾られた有名人の写真の中でも、一番最近の額に友人を見つけたので、写真を撮って本人に送る。
素晴らしいシーツの下でよく眠って、土曜日、パリのイエロージャケット運動(抗議デモ)で家の周りが通行止めになる前に帰宅するために、ベルギーワッフルの朝食も食べないまま、ホテルを出発。

今回の旅の目的、ジャンのお母様からの遺品の絵を無事に持ち帰って、この長かったロードトリップも無事終了しました。

 
  • 1
  • 2