さて、先週の記事で私のパッキングリストを読んでいただいた方にはもうお分かりの通り、スキー旅行のご報告です。

サンモリッツの雪景色

今回の旅は、もうおなじみの友人のニックとアルバロ、建築家のサリーと不動産ディベロッパーのデイビッドの2組のカップルとスイスのサンモリッツで合流しました。
ところが夫のジャンがサンフランシスコで仕事のために予定通り参加できず、私一人で行くことに。

早朝、5時45分にいつものドライバーの車でパリのシャルル・ド・ゴール空港へ。
考えぬいてコンパクトにまとめた荷物をチェックインカウンターの重量計に載せると、きっちり23kg。これには朝から、ちょっと自画自賛の笑顔に。

スターバックスでアーモンドラテを買って、ラウンジでバナナとともに朝食。
飛行機に搭乗したら、いつものように窓側の席に座って、コートを羽織るっていうより被って、熟睡。テクニカルトラブルで出発が1時間ほど遅れていたのも知らずに、ミラノのリナーテ空港に着陸しました。

レンタカーを借りるためハーツのカウンターに向かう途中、バーでコーヒーを飲んでいたラグジュアリーショッピングサイト・マイテレサのスターバイヤー、ティファニーにばったり遭遇。一緒にコーヒーを飲んでおしゃべりを。
ハーツのカウンターに着くと、「予約していたアウディQ5がない。ボルボのステーションワゴンか12時には戻る予定のアウディQ5を2時間待つかどちらか」と言われる。ここで「そうですか」とは絶対に言わない。
「私はスイスにスキーに行くために2ヶ月前からSUVの車を予約していた。まして2日前にも確認のメールを入れて返事ももらっている。私はハーツのゴールドメンバーでもある。あなたの立場もよくわかるし、車がないのはあなたのせいではないかもしれないが、私の立場もよく理解してほしい。他のSUVの車があればそれを私に優先するか、あなたのスーパーバイザーと話してほしい」。
交渉時間20分でマセラティのSUVをゲット。

今回の旅はこのマセラティで。

イタリアの高速道路は狭いし、ましてスイスに入った後、マローヤという村の急な坂道をジグザクと登っていくのは本当に不安でいっぱい。
到着地のアドレスをカーナビにセットして、出発。
スポーツカーだけに、ちょっと油断するとスピードの出し過ぎに。
イタリアとスイスの国境ではスイスサイドで車を止められ、パスポート、運転免許証を提示させられる。日本のパスポートに、アメリカの免許証、イタリアナンバーのマセラティのためか、トランクまで開けられる。でもそこにあるのはかなりくたびれたスポーツ用の大きなスーツケースのみなので、OKということに。

その後の道はさすがスイス、雪道の除雪もイタリアよりかなり広くしてある。
マローヤ村は前の週は大雪のため閉鎖になっていたらしいが、この日は道に雪もない。ジグザクの道をスポーツカーなのに超ゆっくり走っているので、後続の車には相当嫌がられながら通過。私は高所が嫌いなので、こんな場所は本当に避けたいのですが、選択の余地なし。夫のジャンがいないことがここでは心から悔やまれます。

無事、S-シャンフに到着。
ここはサンモリッツからさらに車で20分、あの有名な建築家、ノーマン・フォスターの山荘もある小さな川沿いの村。

S-シャンフの村

 
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