カラダを動かすことが美容にもココロにもイイことは明白なのですが、なかなか時間がね~、お金もかかるしね~、と大人のスポーツは腰が重くなりがち。「何かスポーツをはじめよう!」と意気込んでは挫折する、ということを繰り返している人に、今月のFRaUで精神科医の名越康文さんがおすすめしているのは、“2時間パソコンに向かったら、3分間肩甲骨を動かすこと”。たったそれだけのことでカラダがほぐれて温まり、ココロもほぐれる。日常の中にこうした小さな運動を習慣化することで、「相手を思う気持ちや知的な能力」までが回復するのだそうです。

「大人がカラダを動かすときに大事なのは、その時間を特別なものにするのではなく、生活習慣にしてしまうこと」と名越先生。さきほどの肩甲骨を動かすことだけでも、続けていくことで、「こんな私でもなにかひとつのことを続けることができたんだ」という自信につながり、ココロの訓練になる。

「暮らしのなかに無理のないかたちで運動を組み込んで」FRaU7月号より イラスト/小幡彩貴

 

先日、下半身が安定している人はブレのない信用できる人という話を書きましたが、名越先生も「カラダの軸がブレない安定した体幹が理想なのは、“体幹部=ココロ”だから。体幹がざわつけば、ココロもざわつくのは当たり前なのです」とおっしゃっています。

FRaU 7月号の名越先生の取材記事では、ブレないココロづくりのためのカラダのモニタリング方法や寝る前に実践できるトレーニングなどが紹介されています。

また、3週間後、3ヵ月後、1年後の変化ごとにまとめた「スポーツがココロとカラダにいい21の理由」は、FRaUのサイトでも公開中ですので、合わせてチェックしてみてください。モチベーションアップの一助になれば嬉しいです!