背が小さくてもバランスよく見える方法が知りたい! 身長158cmの人気Sサイズモデル・高山都さんがスタイルアップして見える方法を伝授♪
スタイルアップには靴や鞄などの小物が最重要! 目から鱗な提案で、大反響を呼んだコーディネートを一挙公開です。


足元の差し色が背の低さをカバー

 

身長が158cmとあまり大きくないため、バランスがよく見えるよう、いつも意識しています。私が使っているテクニックのひとつが、足元に差し色を入れること。たとえば、このコーディネートなら、赤のショートブーツ。ブーツ自体、そこまでヒールは高くありませんが、靴にだけ色を効かせることで、背が低く見えにくい効果があると感じています。

 

靴で赤を取り入れたのはこれが初めてですが、想像以上にはきやすくって、買ってよかったなと実感しているところです。

余談ですが、このブーツを買ったころ、デニムに合わせてみたことがあるんです。デニム×赤は絶対にかわいいはずとワクワクしていたのですが、実際に試してみると…想像とはまったく違って、バランスが難しかったですね。身長にコンプレックスがあるぶん、こうやっていろいろと試行錯誤しながら、よく見える着こなしを研究しています。

 

アウターは、メンズのものです。プリーツスカートやショートブーツなど、女らしいコーディネートに、フェミニンなコートをはおると、老けて見えることも…。なので、タフな素材や辛口のデザインのメンズ服に頼るとうまくいきます。このコートは、いちばん小さいサイズです。

 

靴以外は一見シンプルですが、近寄って見ていただくと、コートとスカートはチェック柄。バッグはレオパード柄と、色×柄で遊んでみました。黒のニットは、ユニクロのカシミアニットです。

 

アウター/アトリエベトン(メンズ) 、ニット/ユニクロ、スカート/ウーア 、バッグ/ヴァジック、ピアス/ティファニー、リング(左手中指)/エルメス 、(左手小指)/グリュン、 (右手人さし指)/ティファニー 、(右手薬指)/アン バイ ヨシダ トモコ、(右手小指)/マリハ、グリュン、シューズ/ペリーコ


ストラップの短いバッグで目線を上にあげて

エレンディークのエコファーコートは、1年越しで手に入れたもの。去年、mi-molletコンセプトディレクター・大草直子さんが着ているのを見て欲しくなり、すぐお店に行ったのですが、もう売り切れてしまっていて…。今季、ようやく買うことができたお気に入りです!

 

コートの下には、白のレースワンピースを。髪の毛を短くしてから、甘い服を着ても、甘く見えすぎないのが気に入っていますね。髪を伸ばしていたころは、少しでも甘いものを着ると、子供っぽく見えたり、ブリッとした感じになったりしてしまっていたので。

 

コーディネートは、エレガントなイメージのあるファーやレースを、お出かけっぽくなりすぎず、カジュアルに着たいなと思い、あえてスニーカーやハードなスタッズのバッグを合わせてみました。白のレースアイテムがウエディング風に見えないように、ハードな黒のオニキスのリングを合わせたのもポイント。

 

背が低めなので、バランスよく見える工夫を毎回欠かさずしているのですが、このときは、ストラップの短いバッグを斜めがけにして、目線を上にあげています。

 

アウター/エレンディーク 、ワンピース/グリードインターナショナル、バッグ/イザベルマラン、ピアス/ジェーンスミス、リング(左手中指)/エルメス 、(左手小指)/グリュン (右手中指)/ララガン、シューズ/コンバース


ほっこりしないデニムカジュアルは小物使いがカギ

今季クラネで買った、おばあちゃんみたいな(笑)カーディガン。そでにボリュームのあるデザインということもあって、冒険アイテムかなという気持ちで買いましたが、意外と使いやすくて重宝しています。このカーディガンをTシャツとデニムで軽やかにコーディネート。ほっこりと見えないように、バッグと靴は黒で引き締めて。メガネと腕時計は、カーディガンになじむブラウン系で統一してさりげなく。

 

30歳ころに買ったアンティークのカルティエの時計のストラップを、今年の始めに黒からブラウンに変えたんです。すると、今の自分にしっくりとなじむようになった気がして、また出番が増えました。

 

最後に――。30代になって、自分自身のステージも変わり、洋服を買うお店も変わりました。なので、最初のうちはたくさんの失敗もしました。あれ? ちょっと子供っぽかったかなと反省することもありました。
35歳になった今、日々の着こなしで意識しているのは、若づくりに見えず、かといって落ち着きすぎでもない、“35歳の今の私らしさ”。20代のときに古着屋でバイトしていたことがあるので、古着やメンズライクなアイテムが好きという私の軸があります。そんな自分の好きなものを織りまぜながら、自分の立場もわきまえた、年相応の着こなしができるようになるのが目標です。

 

カーディガン/クラネ、Tシャツ/トゥデイフル、デニム/シンゾーン、バッグ/セリーヌ、メガネ/オリバーピープルズ、ピアス/ララガン、ウォッチ/アンティークのカルティエ リング、(左手中指)/エルメス、(左手小指)/グリュン、(右手人さし指)/ティファニー、(右手薬指)/アン バイ ヨシダ トモコ、(右手小指)/マリハ、グリュン、シューズ/ジバンシィ

撮影/最上裕美子
スタイリング・モデル/高山 都
ヘア&メイク/後藤若菜(ROI)
撮影協力/徳永千夏
構成/高橋香奈子、佐々木奈々子

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