作家との親密な時間を共有しながら文学にしたしむ場所として毎回好評を博すBunkamuraドゥマゴ文学賞による『ドゥマゴサロン 文学カフェ』。その17回目が「娘、母、父…家族とは」をテーマに3月18日(月)に開催されます。今回は依存症、虐待問題にも長年取り組む精神科医の斎藤学さんと、養父からの性的虐待を題材にした自伝的小説『ファザーファッカー』の著者として知られる、小説家で漫画家の内田春菊さんが登場。

【イベント情報】『ファザーファッカー』から『ダンシング・マザー』まで。内田春菊作品に見る家族の姿とは_img1
斎藤学(さいとう・さとる)/1941東京都生まれ。家族機能研究所代表。医療法人社団学風会さいとうクリニック理事長。過食拒食症、アルコール・薬物・ギャンブルなどの依存症問題に長年取り組み、多くの自助グループ・団体の誕生を支援。著書に『「自分のためにいきていける」ということ』(だいわ文庫)他。最新刊『すべての罪悪感は無用です』(扶桑社)。
【イベント情報】『ファザーファッカー』から『ダンシング・マザー』まで。内田春菊作品に見る家族の姿とは_img3
内田春菊(うちだ・しゅんぎく)/1959年長崎県生まれ。84年に漫画家デビュー。93年発表の初めての小説『ファザーファッカー』がベストセラーとなり、漫画『私たちは増殖している』とあわせて、第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2018年大腸がんと人口肛門(ストーマ)生活について描いた『がんまんが』『すとまんが』を発表し話題に。俳優、歌手でもある。

「アダルト・チルドレン(AC)」と言う概念を日本に紹介したことでも知られる斎藤さんは『ファザーファッカー』について、「巨大なオデッセイ的漂流叙事詩であるとともに、ひとつの家族が生まれ殖え育つことについての画期的な継続観察資料だ」と文庫版の解説で評しました。それまでタブーとされてきた家庭内の虐待について赤裸々に描き、世間に衝撃を与えた前作。そしてそこから25年を経て刊行された『ダンシング・マザー』に込めた思いとは。虐待を受けていた娘として、また大腸がんを患う母として、さらに精神科医としてお二人の様々な立場、視点から「家族」をテーマに深く広く語っていただきます。普遍的だからこそだれもが興味を惹かれる今回のテーマ、ぜひこの機会にご参加ください。

<イベント概要>
ドゥマゴサロン 第17回文学カフェ
娘、母、父・・・家族とは 『ファザーファッカー』から『ダンシング・マザー』へ

【日 時】2019年3月18日(月)19:00受付開始 19:30開演

【登壇者】斎藤学氏<精神科医>、内田春菊氏<漫画家、小説家、俳優、歌手>

【料 金】2000円(税込・全席自由)※未就学児入場不可。

【会 場】Bunkamura内特設会場

【チケット好評発売中】

【チケット申込み】
◆インターネット:オンラインチケットMY Bunkamura(要事前登録)
◆お電話:Bunkamuraチケットセンター<10:00〜17:30> 03-3477-9999 ◆チケットカウンター:
Bunkamuraチケットカウンター<Bunkamura1F 10:00〜19:00>
東急シアターオーブチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00〜19:00>  ※予約、購入後のキャンセル・変更は承れません。

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問い合わせ先/Bunkamuraドゥマゴ文学賞
tel. 03-3477-9111

文/辻本公子