朝漬けて、夜帰ったら、火を通すだけ。そんな、おいしくもなるし、時短にもなる「漬ける」レシピがいっぱいの『ほっとくだけで味がきまる 漬けたら、すぐおいしい』から、料理家・堤人美さんに「豚肉のローズマリー焼き」のレシピを教えていただきます。
漬けたにんにくとローズマリーも焼いて、香りよく
豚肉と、オリーブオイル、塩、ローズマリー、にんにくなどの調味料を混ぜて漬けておき、食べるときに焼いて仕上げるだけ! 豚肉はオイルでコーティングされるので、とても柔らかく仕上がります。また「ローズマリーは香りのさわやかな生がおすすめ」と堤さん。
付け合わせにはじゃが芋とトマトを。そして漬けたにんにく、ローズマリーも一緒に豚肉を焼けば、香り高い「豚肉のローズマリー焼き」のできあがりです!
<豚肉を漬ける>
材料
豚肩ロース肉(とんカツ用) 2枚(200g)
A
塩 小さじ1/2
こしょう 適量
ローズマリー 1枝
にんにく(包丁の腹でつぶす) 1かけ
オリーブ油 小さじ2
作り方
1.豚肉は赤身と脂肪の間に、包丁で細かく切込みを入れ、筋を切る。
2.保存袋に1を入れ、Aを加えてよくもみ込み、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫で半日から2日漬ける。
<漬けておいた豚肉を焼く>
材料
豚肉の塩ローズマリー漬け 全量
じゃが芋 2個(約300g)
トマト 1個
塩、こしょう 各適量
マスタード 適量
オリーブ油 小さじ4
作り方
1.じゃが芋は皮つきのままよく洗い、水けをふかず、ラップで包んで電子レンジ(600W)で6~7分加熱し、半分に切る。トマトはへたを除き、横半分に切る。
2.フライパンにオリーブ油小さじ2を熱し、漬けたにんにくを入れ、弱火で炒める。香りが立ったら中火にして1の断面を下にして並べ、両面を1分30秒ずつこんがり焼き、塩、こしょうをふり、いったん取り出す。
3.フライパンをきれいにふきとり、オリーブ油小さじ2を熱し、豚肉、ローズマリーを入れ、豚肉の両面を2分30秒ずつこんがり焼く。器に盛り、マスタードを添えれば出来上がり!
『ほっとくだけで味が決まる 漬けたら、すぐおいしい!』
著者 堤 人美 講談社 1320円(税込)
ほったらかしておけばおいしく仕上がるレシピ
食材と手間はできるだけ少なく、ほったらかしておけばおいしく仕上がるレシピで大人気の堤先生。 この「漬けるレシピ」は朝に仕込んで焼くだけで、夜に味がしっかりしみた主役のおかずをすぐ楽しめます。 ベースに食材を漬けて焼く、焼いたり揚げたりしてベースに漬けるだけで、いつもの食材が驚くほど大変身。 忙しくて手間をかけられない、でも料理を楽しみたい人にオススメです!
『ほっとくだけで味がきまる 漬けたら、すぐおいしい』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>
構成/生活文化編集チーム
出典元:https://kurashinohon.jp/147.html
・第2回「火を使わず完成!鶏肉のレンジ照り焼き」は3月17日公開予定です。
・第3回「週末作り置きに!鶏もも肉のオイスターソース漬けのレシピ」は3月20日公開予定です。
・第4回「野菜たっぷり、漬けて焼くだけガパオ風炒め」は3月22日公開予定です。
堤 人美
京都府出身。出版社を退社後、友人の食堂を手伝った際に「おいしい」と言われる喜びを知り、“料理を仕事にしよう”と目指すことに。その後、料理家のアシスタントを経て独立。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材を使いながら、素材の切り方、盛りつけなどにも工夫を凝らし、センスのよいレシピは幅広い世代に人気がある。近著に「ラクチンおいしい! こだわり麺」(講談社)、「チョップ&トスサラダ」(新星出版)、「自分に、大切な人に 作ってあげたくなるごはん」(主婦の友社)、「お留守番ごはん」(オレンジページ)など。