「ほっとくだけでおいしくなる」「味がしみておいしくなる」「時短になる」といいことづくめの漬ける料理法。そんなレシピがいっぱいの『ほっとくだけで味が決まる 漬けたらおいしい!』から、料理家・堤人美さんに「ガパオ風炒め」の作り方を教えていただきました。
 

味がしみやすいナンプラーで、たっぷり野菜も美味しく


ナンプラー、オイスターソースベースの漬けだれを鶏もも肉によく揉み込みます。朝、ここまでやっておけば、夜はたっぷりの野菜と炒め合わせるだけ! 漬けたニンニクも炒めるので香りもいいんです。ガパオ風には目玉焼きが定番。またお好みでレモンを絞ったり、香菜(シャンツァイ)を散らしても。
 

●堤さん実演の動画で作り方が見られます!

<鶏肉を漬ける>

 

 材料(2人分)

鶏もも肉……大1枚(約300g)

A
ナンプラー、オイスターソース……各小さじ2
赤唐辛子(小口切り)……2本
にんにく……1かけ
バジル……2枝(葉で8枚)

 作り方 

1.鶏肉は一口大に切る。にんにくは包丁の腹でつぶす。
2.ポリ袋に1、Aを入れてよくもみ込む。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫で半日~1日漬ける。

 

<漬けておいた鶏肉を炒める>

 

 材料(2人分)

鶏肉のガパオ風漬け……全量
ピーマン……3個
ゆでたけのこ……小1本(約100g)
サラダ油……小さじ2

A
酒……大さじ1
塩、こしょう……各適量
目玉焼き
卵……1個
サラダ油……大さじ1

 作り方 

1.ピーマンは2cm四方に切り、たけのこは2cmの角切りにする。
2.フライパンに油を熱し、漬けたにんにくを弱火で炒める。香りが出たら鶏肉の皮目を下にして入れる。袋の残りを全て入れ、中火で2分ほど焼く。
3.鶏肉を返し、1を加えて2分ほど炒める。Aを加えて炒め合わせ、器に盛る。
4.小さ目のフライパンに目玉焼きの油を熱し、卵を割り入れる。強めの中火で焼き、3にのせれば出来上がり!

堤 人美

京都府出身。出版社を退社後、友人の食堂を手伝った際に「おいしい」と言われる喜びを知り、“料理を仕事にしよう”と目指すことに。その後、料理家のアシスタントを経て独立。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材を使いながら、素材の切り方、盛りつけなどにも工夫を凝らし、センスのよいレシピは幅広い世代に人気がある。近著に「ラクチンおいしい! こだわり麺」(講談社)、「チョップ&トスサラダ」(新星出版)、「自分に、大切な人に 作ってあげたくなるごはん」(主婦の友社)、「お留守番ごはん」(オレンジページ)など。

 

『ほっとくだけで味が決まる 漬けたら、すぐおいしい!』

著者 堤 人美 講談社 1320円(税込)

ほったらかしておけばおいしく仕上がるレシピ
食材と手間はできるだけ少なく、ほったらかしておけばおいしく仕上がるレシピで大人気の堤先生。 この「漬けるレシピ」は朝に仕込んで焼くだけで、夜に味がしっかりしみた主役のおかずをすぐ楽しめます。 ベースに食材を漬けて焼く、焼いたり揚げたりしてベースに漬けるだけで、いつもの食材が驚くほど大変身。 忙しくて手間をかけられない、でも料理を楽しみたい人にオススメです!

『ほっとくだけで味がきまる 漬けたら、すぐおいしい』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

写真/鈴木泰介
構成/生活文化編集チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/76.html

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・第3回「週末作り置きに!鶏もも肉のオイスターソース漬けのレシピ」はこちら>>