スタイリスト大草直子が指南!失敗しない春物ショッピング術
そろそろ本気で服を春へとシフトしなくては、と焦っている人も多いのではないでしょうか。でも一体何から買ったらいいのか悩むところでもありますよね。まだ肌寒い日もあるし、買いたいものをすべて買えるわけでもないし……。そんな悩みを解決してくれる大草直子mi-molletコンセプトディレクターのショッピング術を紹介します!
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NAOKO’S SHOPPING RULE①
冬から春へとスイッチ時期はボトムで春を取り入れて
就活生や新入社員の方が浮いて見えてしまうのは、すべてが真新しいから。まだアイテムが自分になじんでいないからなんです。同じように私たちも全身を買ったばかりのアイテムでまとめると浮いてしまいです。だから、春先に新しいアイテムを取り入れるとしたら、大きな面積のものならひとつ、小さいものならふたつまでにしましょう。できるだけ心臓まわりは暖かくしておきたい、ということに加えて、今の時期はまだ顔が冬のまま。そこに春物のトップスを合わせてしまうと、ちぐはぐな印象になってしまいます。だから、トップスよりボトムで取り入れるのがいいんです。まだ肌寒い春先なら、合わせるトップスはカシミヤの薄手のニットなど冬物でOK。
今すぐ春っぽさをプラスしてくれる
マドラスチェックのボリュームパンツ
ピンクのマドラスチェックボトム。「フレアースカートのようなパンツは、ボリューム感がとてもドラマティックです」世界で唯一のウエストゴムに特化したパンツブランドNUMBER Mのもので、黒いゴムウエストがポイントに。
NAOKO’S SHOPPING RULE②
アウターで今っぽさを足すならスポーティブルゾン
おそらくトレンチコート、ライダースジャケット、ジージャンはお持ちの方も多いのではないでしょうか。このラインナップにもう一枚アウターを足すとしたら、そして今年らしいものが欲しいとしたら、スポーティなジップブルゾンをおすすめします。白シャツにフラノパンツのようなきれいめなコーディネートにプラスしてもいいですし、これまでジージャンやカーディガンを合わせていたようなシフォンプリントワンピースやロングプリーツスカートにも、今年ならスポーティブルゾン。着こなしの新鮮なスパイスになってくれます。スポーティでカジュアルなアイテムは、基本的に対局のフェミニンでエレガントなものと合わせるのが◎。なので、スポーティブルゾンにTシャツ+デニムはカジュアルが過ぎて着こなすのが難しいかもしれません。
使えるブルゾンはこちら
AK+1のブルゾン
モデルの亜希さんが手掛けるAK+1のブルゾン。「高い襟が顔をシャープに見せてくれます。ラグランスリーブやゆとりのある身頃が、本気すぎない、ほどよいスポーティ感が取り入れやすい一枚です。
NAOKO’S SHOPPING RULE③
迷ったらコートアップ! コーデが簡単です
共布のトップスとパンツ、ジャケットとスカートなどをまとめてセットアップといいますが、今買うならコートとボトムのセット“コートアップ”がおすすめです。いちばん今っぽいバランスになりますし、なにより簡単にコーディネートが決まるんです。コートアップなら、インナーを決ればコーディネートがほぼ完了! おしゃれなセットアップとして着られます。
使えるコートアップはこちら
EFFE BEAMSのコートアップ
合わせるインナーの幅が広いドロップショルダーのコートとセーラー風にパンツのコートアップ。「明るいブラウンにネイビーのステッチが入っているので、ステッチから色を引いてネイビーのインナーを合わせればしっくり決まります」
NAOKO’S SHOPPING RULE④
デザイントップスは春いちばんには買わない
袖などにデザイン性のあるブラウス、春先に見かけると手に取りたくなりますよね。でも、意外と春イチに買ったとしても、なかなか出番がありません。袖にボリュームやデザイン性のあるブラウスだと、上からアウターを羽織りにくいし、せっかくのデザインが隠れてしまうし、型崩れしてしまうから。だから、まず何か買って急いで春へとシフトしたいときはボトムにして、一枚でサマになるデザイントップスは、もう少し落ち着いてからでもいいかもしれません。
春コーデへのシフトが落ち着いたら買いたい
EFFE BEAMSのラウンドフリルブラウス
「花びらのようなスリーブが華やかなブラウス。タイトスカートと合わせてきれいめに、色落ちしたデニムでブルートーンで着てもいいですね」少し厚めのウェザーコットンを使用。
最後に大草ディレクターが自腹買いしたくなった眼鏡をご紹介。もちろんただ可愛いからというだけで欲しくなったわけではありません。そこにはちゃーんと理由があるんです。
番外編
アイメイク代わりの眼鏡
「なかなかないブルーのフレームの眼鏡。目がいいので、眼鏡はアイライン、アイシャドウ代わりです。今は黒いしっかりしたアイラインより、カラーラインや少しぼかしたようなものが気分ですし、アイシャドウも濡れたような質感ものがおすすめ。まさにそんな目元メイクのような演出をしてくれるのが、このブルーのフレームの眼鏡です」
大草ディレクターのショッピング術はいかがでしたか? 今日は祝日。よかったら春物を買いにいってみてはどうでしょうか?
ヘア&メイク/菊池かずみ
構成/幸山梨奈、川良咲子(編集部)
お問い合わせ先/ビームス 六本木ヒルズ
tel. 03-5775-1623
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