昭和34年に皇室に入られてから60年間、人々を励まし、癒し、勇気づけてきた美智子さま。ミモレでは5月のご退位の前日まで、今も色あせることのない、日本女性の美、品格、優雅さ、可憐さ、思いやりの心を体現している装いを振り返ります。
ミモレの『毎日、美智子さま』にて公開中の写真から、今回は美智子さまの “春コート”遣いに注目します。


鮮やかなイエローのスーツにはグレーのマント風コートを

昭和41年7〜8月、青森県を訪問した美智子さまが選ばれたのは、鮮やかな黄色のノースリーブのスーツ。上に羽織られた細かいチェックのマント風コートは、今でも新鮮です。

小物はパキッとクリーンな白で。

イエローのスーツは、スクエア型のボタンがアクセントに。帽子も同じくスクエア型を合わせられて。アクセサリーはパールのブローチとブレスレットを。


鮮やかなピンクのコートジャケットとワンピースでおもてなし

光沢感のある素材の華やかなコートジャケット、そして同じ素材のワンピースで。鮮やかなピンクに合わせたのは白とベージュの小物、そして二連のパールとブローチで格式を。万博という晴れの舞台で、海外からの賓客をおもてなしする立場を考慮された、華と品格あふれるコーディネートです。昭和45年3月、大阪万博にて。


オフホワイトのコートジャケット、カチューシャでクラシカルに

昭和41年3月、ゆったりしたラインのコートジャケットとワンピースをお召しになって、ご一家で横浜の氷川丸をご見学。ベージュのポインテッドシューズに、ブラウンの手袋、そして同じくブラウンのカチューシャを合わせられています。ダウンヘアがクラシカルな印象です。


写真はすべて、講談社所蔵写真3万枚超から厳選した貴重なカットです。
この企画は弊社写真部のカメラマンが主に1960~1970年代に美智子さまを撮影したお写真で構成されています。キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。古い写真が多く、退色・汚損したものは色鮮やかにデジタル化してよみがえらせています。

 

日めくり31日カレンダー
『永遠に伝えたい美智子さまのお心』

価格 1400円(税抜)
3月7日発売


ミモレでも好評を頂いている連載、「毎日、美智子さま」。
さらにミモレ編集部から、美智子さまの若かりし頃の秘蔵写真と、
日本女性としていつまでも心に留めておきたいお言葉の数々をまとめたカレンダーが発売中。
毎日、毎年使い続けることのできる日めくりタイプ。
お部屋に、机の上に、いつもそばに美智子さまのお心を留めておくことができます。
ご両親や祖父母へのプレゼントにも最適です。

詳細はこちらへ
購入はこちらへ

写真/講談社写真部
構成/片岡千晶、佐々木奈々子