「朝は雨、夜はお座敷で会食の日の服は?」コーデの鉄人・大草直子がアンサー!
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今回からスタートする「コーデの鉄人」は、大草直子コンセプトディレクターが実際にコーディネートを組み立てていく様子を動画でお届けするる特集! 読者から多く寄せられている「どうやってその日に着る服を決めていくのか知りたい」という声に応えて始まった企画です。
「気持ちのままに着ているわけでなく、ちゃんと理由があります」
大草ディレクターは、素敵だから、好きだから、という気分で服を選んでいるわけではなく、必ず着る日のシチュエーションや天気、会う人などの条件を考えながら、着る服を選んでいるのだそう。だから、すべてのアイテムに選んだ理由があると言います。
そこで「コーデの鉄人」では、会う人や天気、シチュエーションなどの「お題」を打ち合わせなしで投げかけて、ショップで即興コーディネートを考えてもらいました!
今回のお題
「朝は雨が降っていたけれど、夜はお座敷での会食があって、会社の上司が同席する会でのコーディネート」
たとえば会議がある、目上の方に会うなど、条件がひとつなら、コーディネートは考えやすいですが、現実の日常は今回のお題くらいに複雑なことも少なくないですよね。複雑だからと諦めず、ひとつひとつ丁寧に考えて組み立てていけば、しっかり条件もクリアしながら、自分の気持ちも上がるコーディネートができあがるんです。
では、早速、大草ディレクターの組み立て方をおさらいしていきましょう。
① 靴からコーディネートを決める
今回のように「雨が降っている」「お座敷(=靴を脱ぐ)で会食」といった足元を制限する条件がある日は、靴を先に決めるのがコーディネートをスムーズに完成させるポイントです。
「雨が降っている」に関しては、「大雨ならレインブーツをはいていって、会食前に履き替えるのが現実的。もし小降りなら微撥水効果のあるエナメルがおすすめ」とのこと。またエナメルは「社交界でダンスするときに履いていた靴。なので、かしこまった場所にはいていって失礼のない靴なんです」とのこと。
② お座敷で座ることを意識してボトムを選ぶ
お座敷=正座をする、ということを考えると、長時間座ったときに苦しくない、そして多少脚を崩してもわからないロングのフレアースカートが選ぶべきデザイン。お仕事シーンではパンツやタイトスカートを選びがちですが、脚を崩しにくいので、お座敷での会食では避けたほうがいいアイテムです。
③ ボトムの次に選ぶのはトップスではなくアウター
ボトムに次にトップスを選びがちですが、先にアウターを選ぶのがコーディネートに失敗しないポイント。というのも、トップスよりもアウターのほうが持っている枚数が少ないのが一般的。もし袖にボリュームがあるトップスやドルマンスリーブを着ようとしたとしても、アウターがセットインのものしかないとキレイに着ることができません。なので、まずは枚数の少ないアウターを選び、それに合うトップスを選ぶのが上手に組み立てるコツです。
④ トップスは着心地のよいものを選ぶと相手にも気持ちが伝わる
アウターまで決まったら、次にトップスを選びます。アウターの肩と合うことが大前提ですが、次にポイントにすべきは着心地のよさ。心地よいものを着ていると、それが表情にも表れるものですし、その気持ちは相手にも伝わるものなんです。
動画の中では選ぶポイントに合わせて、何枚かアイテムをピックアップしていましたが、最終的にどんなコーディネートが完成したのか? 次回は来週4月8日(月)公開予定です。お楽しみに!
取材・文/幸山梨奈 構成/川良咲子
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