【コーディネートが決定!】雨、会食、お座敷。どんなファッションが正解?
前回、お題に合わせて、ビームス六本木ヒルズ店でアイテムを探した大草直子ディレクター。今回はいよいよ決定したコーディネートを発表です!
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お題は「朝はとても雨が降っていたけれど、夜は急なお座敷での会食があって、会社の上司が同席する会でのコーディネート」というものでした。これに合わせて、大草ディレクターがどんなアイテムをどのような理由で選んだのかを復習していきましょう!
コートはインナーのシルエットに合わせた着方に
コートは「マーティン グランド(MARTIN GRANT)」という構築的でクチュール感のある服が得意なフランスブランド。「コートはシルエットが大事」と大草ディレクター。中に着ているもののシルエットに合わせるため、「コートは上だけ留めて、下はスカートのふわりと広がるシルエットに合わせて開けている」そう。そうすると、コートを着ているときも脱いだときもシルエットが変わらないので、どちらのときも合わせたバッグや靴がちぐはぐにならないと教えてくれました。
着心地がよくきちんと感のあるハイゲージニット
中に着たニットカーディガンはモデルの亜希さんがプロデュースする「AK+1(エーケー ワン)」のもの。「タートルネックとクルーネックの中間のボトルネックで高さのあるニットカーディガンです。袖口にリブが使われていなくて、カジュアルすぎずないところもいいですね。会食というシーンを考えると、ボタンはしっかり留めてクラシックに着るほうがおすすめ」と大草ディレクター。コンパクトでハイゲージのニットカーディガンなので、インでもアウトでも着やすい一枚です。
お座敷には長め丈のフレアースカート
黒のニットに合わせたスカートはLachement(ラシュモン)のもの。ミモレのスナップにも出ていただいているミモレ世代の織田奈穂子さんがディレクターを務めるブランドです。
「少しエッジが効いているけれど、どこかエレガントさとベーシックさがある大人のブランド」と大草ディレクターも愛用しているブランドです。このスカートを選んだポイントはデザイン性に加え、「ハリがある素材なのでふわっとしたシルエットで、お座敷で少し脚を崩しても見えない」から。また「ジャストウエストで、かなり太めのインベルだから、視覚効果でウエストをきゅっと細く見せてくれる」のも大人の女性にはうれしいポイントです。
そしてもうひとつ注目したいのがスカートの丈。「ミモレ丈よりも長くマキシ丈より短いスカートは靴を選ばない」と大草ディレクター。ハイカットのコンバース、ショートブーツ、ハイテクスニーカー、バレエシューズ、サンダル、パンプス、なんでも靴が合う。靴を選ばないということは着るシーンを選ばないので、着こなしの幅がとても広いんです」とその理由を教えてくれました。
手元に置くバッグは小さめに
フォーマルな席では大きなバッグは避けるのがマナー。「仕事後の会食なら大きな仕事バッグと小ぶりなバッグを二個持ちするようにしましょう。また大きなバッグはお店に預ける、もしくは体のそばに置くものを小さいバッグだけにするようにして」とのこと。選んだバッグはスクエアフォルムがかっちりした雰囲気のショルダーバッグ。冒頭の写真のように「腕にかけて持てば、上品でクラシカルな印象になります。クロスボディにすればカジュアルに、ショルダーストラップを長めにして肩にかければモードな雰囲気にも。バッグはフォルムと持ち方で表情が変わるので、シーンに合わせて、形や持ち方を選ぶと着こなしがまとまります」
揺れるピアスはコミュニケーションツール
選んだニットのネックが高めだったので、アクセサリーはピアスのみ。なぜこのピアスを選んだのかというと「人の視線は揺れるものに引き付けられるもの。話しながら顔まわりでキラキラとパールのピアスが揺れていると、周囲の視線は自然と顔に集まります。顔に目が行くということは、きちんとコミュニケーションが取れるということ」なんだそう。揺れるピアスは、華やかさを添えるだけでなく、コミュニケーションのツールのひとつとしても活躍してくれるアイテムなんです。
靴は状況に合わせて履きかえるのがスマート
雨の日という条件があったので、エナメルのミュールを選びましたが、基本的に素足で履くことが多いミュールは、お座敷に上がる会食のときは避けたほうが◎。直前にストッキングをはいて、パンプスに履き替えるのがスマートです。履き替え用に選んだのは、「ヒールは低いけれどポインテッドで脚が長く見えるペリーコのアネッリ、シルバー色。指の股が見えて少しセクシーで、ストッキングと相性がいいんです」
傘は顔色を明るく見せる色に
最後に大草ディレクターの傘の選び方。「暗い色の傘をさしていると、どうしても顔色を暗く見せてしまう。レフ板代わりになるような明るい色を選ぶと肌をきれいに見せてくれます。また明るい色の傘をさしていると、その人自体が明るい雰囲気に」
いかがでしたか? ぜひこんなテーマで大草ディレクターがコーディネートを組み立てる様子を見たい! というシチュエーションがありましたら、ぜひコメントください。よろしくお願いします!
ヘア&メイク/菊池かずみ
構成/幸山梨奈、川良咲子(編集部)
<問い合わせ先>
ビームス六本木ヒルズ店 tel.03-5775-1623
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