2015年の夏場所(5/10-5/24)、両国国技館で大相撲を観てまいりました。私が行ったのは、初日、中日、千秋楽の3日間。最初はおっかなびっくりでしたが、予習、学習、工夫を重ね、それなりに楽しめた気がします。「これから、お相撲を観てみたい!」という方々の参考になりますかどうか、ちょっと微妙な初心者レポですが、良かったらお付き合いくださいませ。
■相撲は、朝から夕方まで、ぶっ通しで楽しめます
ある日の取り組み表をみると8:30に始まり、幕内力士の土俵入りは15:40、すべての取り組みが終わるのは18:00なので、ほぼ10時間、ずっと取り組みは行われています。弟子入りしたばかりの力士の取り組みでも、熱心なファンの方は朝っぱらから声援を送っていました。幕内力士の土俵入りあたりから、場内はあっという間に満席に。いかにも慣れている感じの通な方は、最後の90分~60分だけを見てさっと帰っていきました。かっこいいーー。
■相撲の取り組みは、かなり時間通りで優秀な進行です
幕内力士が国技館に入る時間帯は、「入り待ち」の人々が敷地内にあふれて、ざわざわと急に外が賑やかになります。力士のみなさんは、さすがに本当に大きくてご立派で、幕内だけに許される着物姿もすばらしく(幕下は浴衣だそう)、近くを通るだけですごくありがたい気持ちに! 初日や千秋楽は協会挨拶などがあり、進行時間は異なります。入り時間も違ってくるので、事前にチェックして、ぜひ近くで今をときめく人気力士たちを見てくださいね。圧倒されます。
■升席は狭い。だが工夫すれば、快適にすごせる
本当に狭いです。4人升に4人は、全員女性でも狭いです。周囲を見ると正座用のミニ椅子やクッションなどの持ち込みも。私は初日、バスタオルを折り畳んでクッション代わりにしましたが、国技館内の売店でドーナツクッションを購入したところ、これがかなり優秀! だいぶ楽にすごせました。じつは、初日は老親を連れて行くため、小さな座椅子1脚を持って行きました。本当は持込み禁止だったと後で知りましたが、この座椅子のおかげでうちの年寄りは楽しく観戦できたようです。
■たまり席はさらに厳しい。でも、常連さんはさすがに慣れている
土俵周りの座布団1枚だけのスペースが自分の領土。ここは飲食禁止、写真撮影も禁止、前方だと力士が飛んでくることもあるので、とっさの事態を避けられる大人だけしか座れません。幕内力士の取り組みが始まる頃までは空席が目立ちますが、初日にオペラグラスでこのたまり席あたりを見ていると、キャンプ用の座椅子(クリークのロングバックチェアなど)を使っている人がちらほら。私も最終日のたまり席に備えて、さっそくネットで購入しました。もうあるとなしでは大違いの極楽っぷりでした。
次は<FOOD編>に続きます。
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