こんにちは!

エルサレムに行って、一番印象深かったのはベツレヘムを中心に、パレスチナの現状を見学するツアー

イスラエルとパレスチナが対立していることは知っていても、ただ漠然とした情報しか知らなかった私としては、様々なことが衝撃的でした。

イスラエルの中にある集合場所でバスに乗り込み、ベツレヘムへ。あ、壁があるな……と思ったその先は、見た目にもはっきりと、イスラエルの中より町の整備度合いが落ちている。

ガイドさんから話を聞いてショックを受けたのは、パレスチナ側の建物の上に常に見かける、黒いタンクについて。

イスラエルがインフラが整わないなどを理由に水が週に数回しか送られず、そのためこの黒いタンクに水を貯めておくことで、なんとか水を回しているのだそう。

「子供の頃、シャワーに3分でも入ったものなら、母親にものすごい怒られましたよ」とガイドさん。

軽い話にしてくれていたけれど、ライフラインである水が自由にも使えない生活なんて、どれだけ大変なことか。それも、私たちが泊まっていたイスラエル側のホテルでは、シャワーもじゃぶじゃぶ「わあ、水圧すごいわあ」なんて思うほどに水量も豊富だったのです。インフラが整ってない、そんなのものすごく詭弁なのでは……。

とはいえ難しい問題だけではなく、パレスチナの豊かな台所とも言えるマルシェを見学したりもできて(新鮮な野菜がいっぱい!)ちょっとホッ。

そしてツアーは、ハイライトでもあるバンクシーの壁絵と、バンクシーが建てたホテル”The Walled Off Hotel”の見学へ。

ひとつの絵は高速の途中で降りることもできず、パーっと見るだけでしたが、Flower Chuckerと、ヨルダン川西岸地区とイスラエルを隔てる隔離壁に数年前描かれたという天使の絵を見ることができました。

Flower Chucker。
分離壁に描かれた天使。
最初の頃、この壁にグラフィティが描かれることにパレスチナの人々は抵抗があったそうですが、絵が注目され、それによって世界に現状を訴えることができるとわかり、積極的に支援するようになったそう。

で、こちらが分離壁に面して建てられている、世界一眺めの悪いバンクシーのホテル。
眺めが悪い割には、なかなか可愛いインテリア(でも良く見るとかなりシニカル)。

ホテルの中には、小さいけれどパレスチナ問題についてを扱った博物館もありました。

「電話が鳴ったら取ってください」とあって受話器を取ると「こちらはイスラエル軍です。あなたの家の地域をこれから爆撃します。5分以内に避難してください」というアナウンスが流れる電話の設置も……。これを聞いた家族の気持ちは如何許りか……。

時間がなくてあまりよく見れませんでしたが、本当に心疼く内容でした……。

もちろん、イスラエル側にも言い分があるでしょうし、私は片側の話しか聞いていないので勝手なジャッジはできないと思うのですけれど……この拗れに拗れた地域に、どうにか平和的な融和は訪れないのでしょうか。こういったツアーは、現状を訴えつつ、平和的に争いを解決できたらという考えのもとに行われているそうで、もっともっと広がって、話し合いの糧になればいいのになと思いました。