米『The New Yorker』誌のwebサイトで、「この世界にキアヌ・リーブスは素晴らしすぎる(KEANU REEVES IS TOO GOOD FOR THIS WORLD」という記事が公開され、話題になっています。

写真:REX/アフロ

あんなに美しい容姿をしているのに「僕の人生には誰も居ないんだ。これから先誰かに出会えることを願っているよ」と告白し、インターネットでもしばしば「ぼっち」姿の写真を投稿されて「#悲しげなキアヌ」というハッシュタグをつけられたり、ついには「#元気を出してキアヌ・デー」まで制定されてしまったり(笑)とイジられがちなキアヌは、ネット民の人気者。そしてここに来て、今度は「キアヌがいい人過ぎる!」と話題に。

Keanu. More sadness in comments. from r/pics

「Sad Keanu(悲しげなキアヌ)」の原点はこれ。ひとりでランチを食べているキアヌに鳩だけが寄り添って居る、哀愁漂う姿がネットで愛され、コラージュされたりフィギュアまで作られたりする騒ぎに。

現在54歳、俳優歴35年である大ベテランのキアヌだけど、その心は天使のように清らか。それを証明するのは、SNSで「#キアヌ・ストーリー」というハッシュタグで一般人たちによって投稿された、キアヌに関する「本当にあったキアヌ・リーブスの話」たち。

「本当にあったキアヌ・リーブスの話」はこちらで読めます。

・キアヌが、ある土地と建物を買い取って子供たちの幼稚園にするためにその土地の権利をくれた。子供たちとキアヌの間に何も関係性はないが、彼は子供たちがその土地を必要としていることを知っていたのだ。

・16歳のとき映画館でバイトしてたらキアヌが客として来たんだ。サインが欲しかったけど恥ずかしいから言えず、「従業員割引をあげるから、ここにサインして」と言ったら、意図を理解したキアヌは、食べもしないアイスを注文した。そのレシートにサインして私にくれるためだけに。そしてサインをくれたあとにアイスをゴミ箱に捨てたんだ。

・昔私が働いていた街の小さな本屋に、キアヌは毎週水曜の夜、バイクに乗ってやって来た。新しい小説と数独を買うために。そして来る1時間前には必ず電話して知らせてきた。

・あるパーティで私とキアヌは壁の花だったの。それでふたりで動物の話をしていたら、私の衣装についていたペットの犬の写真について「他の写真はないの?」って聞いてくれたから、彼に写真を見せたのよ。

…いい人っていうか、純粋? かつ、変人で繊細?――インターネットではそんなキアヌの人柄が伝わってくるエピソードが続々と集まっている模様。

そしてまたひとつ、「キアヌがいい人過ぎる」という伝説が生まれたのが、あるtwitterユーザーが投稿した、キアヌが女性ファンたちと撮った記念写真を並べたもの。このユーザーは、すべての写真においてキアヌがファンたちの腰や肩に腕を回すものの、手は絶対にボディに触れずに浮かせていることを指摘。サンドラ・ブロックなどの共演女優たちとの写真ではボディタッチして写っているので、これは明らかに一般人の女性たちに配慮した紳士のマナー。これを見たツイッター民たちからは「キアヌの気遣いが神がかっている」と賞賛の声が上がっています。

これらのエピソードを見るにつけ、キアヌがずっと恋人も作らず独身を貫いているのは、きっと繊細過ぎて他人と一緒に居ると疲れちゃうんだろうな〜と思った私。気がつき過ぎる人って、生きづらそうですもんね(涙)。

それにしても、どの映画でも同じような無表情&棒演技で「キアヌ自身を演じているだけ」と演技力のなさを酷評されがちなキアヌですが、いまだハリウッド大作で重用されるのは、もしやこんな性格の良さ(?)による、人柄採用だったりして(ファンの方すみません。私もキアヌは大好きです)!

ファンの方へおすすめな、いろんなことをしているキアヌの画像&動画を集めたtwitterアカウント「Keanu Doing Things」。純真無垢なキアヌの姿に妙に癒されます♡