スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

インスタAMARCで見て下さっている方もいらっしゃると思いますが、2週間とちょっと、ヨーロッパにおりました。長い(笑)。スペインに1週間、メノルカ島に1泊。ミラノ・ナポリに1日ずつ。そのあたりのことは、もう既に記憶の彼方へ。

ヨーロッパ3か国を廻り、「スペインすごく好きだ!」と魂が震え、「イタリアは美味しい♡」と再確認。そして最後の滞在地で「パリはおしゃれだ~~」とワクワクしました。途中何度もホームシックにかかり、スケジュールが辛すぎて、もうギブしそうになったり。2度と日本には帰れないんじゃないか、と思った夜も(笑)。ただ、終えてみると、「あああああ。楽しかった」。新しい景色を見て、知らなかった人たちと話をして。素敵な素敵な方たちにお会いできて、美味しいものを経験する――旅ってすごいなあ、と「また次の旅」を既に考えてしまっている自分がいます。

そんなこんなで。パリには相変わらずフォトジェニックな方がたくさんいました。例えば、マディソンブルーディレクターの中山まりこさん、フォトグラファーの地主さんご夫妻♡ ずっと東京で「ごはんいこ~!」と言っていたのに、お互いバタバタで会えず、なんとパリで!!! ポンヌフ橋の真ん中でロマンティックな待ち合わせ。きちんと大人でシックなお2人が、なんとも色っぽい。思わず写真を。

他にも、シャンゼリゼ通りに新しくできたギャラリーラファイエットで見かけたマダムとか、ディレクターを務める、高島屋シーズンスタイルラボの買い付けで行ったショウルームでのおしゃれ2人さんとか。ネタの宝庫。

自由で自立したライフスタイル、そしてその一部であるその人たちのおしゃれ。私はやっぱり、そんな女やおしゃれが好き。「映え」はどちらでもよく、電車に1時間近く揺られる毎日にフィットした靴を履きたい。知性やマナーを「流行」よりも大事にしたい。そんな「信じるおしゃれ」に確信がもてたパリステイでした。

大草 直子

ショウルームにいた2人。パリにいる人のおしゃれは、自由でイキイキしている。生き方にも通じて。
シャンゼリゼ通りにできた、ギャラリーラファイエットにいた、シックでトラッドなマダム。
熱心にバッグを見ていた白髪のマダム。夏日だったのに、きちんとされてた♡

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