④ 伝統&トレンドをバランスよくミックスし好感度を


キャサリン妃スタイルの根底に流れているのは、やはりロイヤルらしいクラシックさ。控えめな露出、イギリスの伝統的なスタイル……それが老若男女、誰にでも好まれるポイントです。最近はモード感も少しずつプラスされ、さらに洗練された印象に。
「最近は、スカート丈が膝丈からミディ丈やマキシなど、ロングに移行。さりげなくトレンドを取り入れて、さらに洗練された印象です。年齢を重ねたこともありますが、モードなメーガン妃に刺激を受けているのかもしれませんね」(にしぐちさん)

「キャサリン妃スタイル」4つのフェミニンルール_img0
 

グッチと聞くと「そうなの!?」と驚いてしまうほどキャサリン妃になじんでいるソワレ。エレガントでフェミニンです。2019年2月、チャリティ・ガラに出席。写真:代表撮影/ロイター/アフロ

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英国らしいタータンチェック柄のスカートはエミリア・ウィックステッドのもの。伝統的なチェック柄を、トレンドのミディ丈シルエットでこなれた雰囲気に。2018年12月、ケンジントンパレスで行われたクリスマスパーティーにて。写真:Press Association/アフロ

「どんなブランドも自分流に着こなし、グッチがグッチに見えない(!)のもキャサリン妃の成せるワザ。自分に似合うデザインやサイズを、しっかり把握されているからなのでしょうね。伝統的な素材、ツイードやザ・英国的なタータンチェック、グレンチェック。そしてドットやフラワープリントなど永遠の定番柄を好んでお召しになられています」(にしぐちさん)


フェニミンな装いを今っぽく見せる秘訣や、品良く女らしさを取り入れるポイント、参考になったのではないでしょうか?

次回はメーガン妃のスタイルを紐解きます!

PROFILE にしぐち瑞穂さん

英国王室キャサリン妃研究家、コラムニスト、スタイリスト。TVアナウンサーや雑誌等、スタイリストとして長年活躍。初渡英で英国に恋に落ち、勢いでロンドン留学。帰国後始めたブログがきっかけで、気づけば英国王室・キャサリンSTYLEウォッチャーとして追い続ける毎日。『25ans』オンラインで英国王室についてのコラムを週4日更新。その他、コラム執筆、TV出演、トークショーや英国関連ショップのディレクションなど、幅広く活躍中。著書『幸せを引き寄せる キャサリン妃着こなしルール』。
ブログ:http://happymizuhoblog.blogspot.jp/

取材・文/出原杏子
構成/片岡千晶